丸美屋の”とり釜めしの素”は青春の味

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時々とっても食べたくなる味。

とっても懐かしくて、とってもなじみ深くて、なんだかうれしくなる味。

それは、丸美屋の「とり釜めしの素」です。

 

青春の味

「とり釜めしの素」に出会ったのは、かれこれ50年前のことです。

50年!?

書いてて、驚いた(笑)

計算に間違いはないよね。

わたしが高校1年生、つまり15歳のときで、いまは64歳なんだから、ざっと50年で、間違いはない。:(;゙゚’ω゚’):

「とり釜めしの素」が誕生したのは1970(昭和45)年8月とのこと。

夏に発売されていたんですね。

当初はこんなデザインのパッケージだったようです。

さて、50年ほど前に高校生になったわたしは、ちょっとしたはずみで「山岳部」なるクラブに所属することになりました。

山が特別に好きとか、体力に自信があったとか、そんなことではなく、いつの間に部員名簿に名前が記入されていたという不思議な出来事があって(笑)

「ま、とりあえず、登ってみっぺ」

たぶん軽い気持ちで、最初の1歩を踏み出した(と思う)

山岳部員として初めて登ったのは、北泉ヶ岳という山。ゴールデンウィークでしたが、テントを張った場所のすぐ近くには、まだ雪が残っていました。結構な難コースだったと記憶しています。

それから2年間の山登り体験は、いろんなことをわたしに教えてくれました。

山のことだけでなく、漆黒の闇とか、人との付き合い方とか、いろいろと。

 

山ご飯

山に登るためには、いろんな準備が必要です。

山登りは体力だけでなく、幅広い知識とか知恵の要求されるスポーツです。

テントなどの装備。天気図の書き方、読み方。

そしてなんと言っても大事なのは食料の計画。

おかずなんて、そんなに持てるはずもありません。それでなくても、すでに背負うものは重いのです。

制約の多い山のごはんで活躍したのが、この「とり釜めしの素」でした。

50年も前のことなので、お米は事前に洗って乾燥させる。それを1合ずつビニール袋に入れてと、手間がかかっていました。

無洗米を作っていたということです。

山では、ご飯ははんごうで炊きます。

白いごはんはもちろんおいしいのですが、釜めしの素を入れると、おかずなしでもおいしいごはんの出来上がり。

山で食べる炊き立ての炊き込みご飯!

本当においしかった!

あのおこげのあんばい、いまでも忘れられないです。

この「とり釜めしの素」を見つけてきたのは、顧問だった女性の先生でした。

結婚されたばかりで、よくスーパーに買い物に行っていて、それで見つけたとのことでした。

その先生も3年ほど前に亡くなったと、風のうわさに聞ききました。

 

子育て中の味

大学生になって、みんなでハイキングに行くというときにも、これでおにぎりを作って持っていったものです。

それから、子育てしているときにもずいぶんと助けてもらいました。

困ったときの「とり釜めしの素」。

夏休みにはをこれでおにぎりを作って、おやつにしたり。

何しろ男の子の胃袋は底なしなので、お菓子なんかでは満たせない。

夏休み期間には30キロの米が消えていました。

特に次男はこの味が大好きでしたので、スーパーでこれを見るたびに次男を思い出します(笑)

 

夏の味

そんなことを、突然に思い出して、昨日は3合炊きました。

今回は冷凍油揚げを一緒に投入。油揚げ、処分したかったので(笑)

9つのおにぎりを作りました。

1合を3つに分けるくらいが、わたしにはちょうどいい大きさ。

おこげができていたので、アチアチと言いながら、口に放り込みました。

現在おにぎりさんたちは、冷凍庫の中で、海苔に巻かれる時を、順番待ちしています。

食べながら、いつもの年には思わなかったことを思っています。

今まで、決して、思わなかったこと。

それは、

“山に登る”

って、こと。

ヒイヒイ言いながら、登りたい。

実現するかどうかは、わかりませんが、頭に浮かんだということは、山に向かって1歩近づいたってことは間違いなし。

登るときには、頼りにする人を決めています(笑)

30代で、山登りやキャンプを得意とする知人が、います。

いつぞや「一緒に登りましょう!」って誘ってもらったので( ̄^ ̄)ゞ

社交辞令なんて言葉、我が辞書にはありませんので、マジに受け止めています。

どんなに低い山でも、山は山。

山には怖さがあることを忘れてはいません。

なので、緊急事対応のできるカレの後ろをついていくつもりヾ(@⌒ー⌒@)ノ

そういえば、あれも、丸美屋だったなあ〜。

なんだかんだ、丸美屋って、すごい!

株価、確認してみようかな。

 

と、調べてみたら、なんと、未上場の会社でした!

残念だなあ〜(´・ω・`)

料理上手と褒められたけれど、こんな過去があるのです。

2021年12月12日

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りっつんブログが本になりました。

経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

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9 件のコメント

  • りっつんさん おはようございます

    丸美屋のあれというのは麻婆豆腐のことでしょう
    か?
    私にとって丸美屋といえばそれなんです(笑)
    ひき肉を少し足して最後にオネギをたっぷりかけ
    てズルズル食べてました。
    インスタント食品て、特に長く売れている物は安
    定の美味しさですよね。
    久しぶりに釜飯と麻婆豆腐食べたくなりました。

    • 相棒さん

      おはようございます。
      そうです。あれです(笑)

      丸美屋が株式を上場せずに、
      独自の路線を貫いていることを知り、
      ますますファンになってしまいました。

      「のりたま」も大好きです!ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

    • シニラーさん

      こんにちは!
      懐かしいけれど、まだまだ現役のとり釜めしです。
      50年も食べてるなんて、感動です(笑)

  • いっぱいコメントしたいことが溜まっています!
    が、取り急ぎ、山岳部!すごいです、姐さん。
    そして、そうか、筋トレはこの伏線だったのか、と思いました(笑)。
    登山の記事を楽しみに待ってます!
    私は山道が本当に苦手で。あの石やら土やらゴロゴロした急勾配を登ったり下るのが怖くてたまらないのです。なのに、学校でも職場でも登山が多くて…辛かったです。
    義務の登山からは解放されて久しいある時、夏季休暇を利用して屋久島に行きました。なぜか唐突に、呼ばれたように思い立ち縄文杉に会うため出かけて行ったのです。
    往復約10時間の登山、ほぼほぼトロッコ道でしたが、やはり何箇所か私的“難所”はあり、縄文杉に会いたい一心で必死で乗り切りました。
    忘れもしない、アメリカ911同時多発テロの日。ヘトヘトの夜、ホテルの部屋でテレビ中継を見て愕然としました。
    屋久島に呼ばれていなければ、確実にニューヨークに行っていました。
    直感には従うものですね!

    • デイジーさん

      こんにちは!

      本当に行けるかどうかはわからないけど、
      希望はもっておこう!というところ。

      直感に従っても屋久杉。
      屋久杉に呼ばれてみた〜い。
      巨木にも興味があります。
      長い時間をかけたものに、とても惹かれるようになっています。

      縄文遺跡も見に行きたいなんて、
      最近、欲張りになっています。
      最後のあがきか?( ̄^ ̄)ゞ

  • 丸美屋のとり釜めしの素‼️
    懐かしい〜
    今から40年前、女子大生だった私は、大阪は枚方市の女子寮にいました。台所は共同で、ガスを使うためのコインを100円で何枚か買うシステム。一枚で10分ぐらいだったかなあ?たいしたものはつくれません。
    部屋の炊飯器でとり釜めしを炊いて、味噌汁というのが好きなメニューでした。とりあえず、米食ったらなんとかなるだろうと。
    今は女子寮は取り壊され、小綺麗なワンルームマンションになってると風の噂に聞きました。そりゃそうですよね、台所とお風呂が共同、トイレはツボトイレなんか、いまどきの子が入るわけがない。
    しかし、共同の台所で、授業や試験の情報、恋の悩み、さまざまな噂ばなしは、大学生活を支えてくれた大事な空間でした。誰かが部屋でとり釜めしを炊くと、廊下にあの美味しい匂いが漂い、幸せの匂いだったなあ。
    久しぶりに炊いてみます、とり釜めし

    • あん菊さん

      おはようございます!

      読みながら、風景が想像できましたよ。
      なんかにおいまで漂ってきました(笑)
      “昭和は遠くなりにけり”
      風情がありましたよね。
      友達といろんな話を夜通ししたことを思い出します。

      いろんなところで、懐かしの味と言われる鶏かまめし。
      丸美屋、いい仕事してます!ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

  • コロボックルさん

    こんにちは!
    了解です。

    笑いながら読ませていただきましたのにヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。