わたしは20代30代を好景気と言われる時代の中で過ごしました。
給料が毎年上がって、世の中で物の売買が盛んで、社会全体が活気に満ち溢れていたような気がします。
活気に満ち溢れるというよりは、なんか浮かれていたという感じかなと、振り返ってみれば、そう思います。
とにかく、ハイテンションな時代でした。
そして、いま。
あの頃から見たら、確かにしょぼんとしています。不景気と呼ばれても、当然です。
だけど、どこを基準に、好景気、不景気と分けているのでしょうか。
個人における好景気と不景気とは、どんなことだったのでしょうか。
友人と話していたら、なかなかうまいことを言ったので、なるほどなと思いました。
- 好景気→本当には必要でない物をみんなで買うこと
- 不景気→必要な物までもケチる気持ちになること
確かにそのとおり。
バブルと言われた好景気な時代には、流されるように、ずいぶんと物を買いました。
買うのが当たり前とでもいうように。食器、衣類、ブランドバッグ、カメラにパソコンなどなど。
あれって、どれだけ必要だったのかしら。
実は無くても、生活には全く困らないようなものばかり。しかも増える物に対応しようと、収納場所を求めて、家まで買ってしまったりして(笑)
買うために、せっせと残業。働いて働いて、働いた。
物を買うために、自分の寝る時間さえ削っていた。
そして、30年が経過してみると、”マイ捨てブーム”の到来。
時間を使って手に入れた物を、またまた時間を使って手放す作業に明け暮れる。
なんだか、笑ってしまいます。
手放すとき、捨てるのが惜しくなって、どうしようか迷うのも、本当に疲れる。
やっと手放すことができたときの開放感とスッキリ感 。
この一連の心の動きを味わうために物を集めていたのかも(笑)
今後、贅沢なものを持つことがないとは断言出来ないけれど、以前のように、何かに踊らされてということは、もうないでしょう。
不景気と呼ばれて久しいのは、たぶん、こんなことが原因なんです。
- 買うものがなくなったから
- 買いたいものがなくなったから
買い過ぎの反動。波は交互にやってくる。
みんなが不要なものを買わない限り、好景気はこない。とすると、当分、好景気はこないかもしれません。
だって、いまのところ、どの家にも、物が溢れているのですから。
そんな時代を経たからこそ、本当に大事なのは何か、見つめる人が増えてきたんじゃないかなと思っています。
だけどまた、世の中に物が少なくなったら・・・。
それはその時代を生きる人にしかわかりません。
今朝は友人が送ってくれたコーヒーを淹れながら、そんなことを思いました。
今日は秋彼岸。
わたしは週末にでも、墓参りに行こうと思います。
休日には、出歩かないのが、ここ2年のマイルールです。
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バブルの時代を思い出しました。
ハイブランドバッグじゃ無くても、
(お金をかけなくても)
幸せは、いっぱい有りますよね
さっちさん
こんにちは
あんなに流行ったブランド物も、
いまではあまり見かけず。
お金と幸せの関係って、不思議ですよね。