アンケートの記入項目で、またしてもペンがとまりました。
この項目、いまでも嫌い。
「あなたは既婚ですか、未婚ですか」
Contents
わたしはどっち?
わたしは未亡人です。夫を亡くして24年。けな気に生きてきました。(と、自分で書いて笑った)
しかし、こんなわたしでも、未亡人であるがゆえに、悩むことがあるのですね。
それは、いろいろな書類やアンケートへの記入の時に起きるのです。
結婚したことがあると言う点では、わたしは「既婚」ですが、今現在は夫という人が存在しないので「未婚」ということになるのでしょうか。
本当に悩ましい設問なんです。この設問のたびに自分が未亡人だということを自覚させられて、キライ。誰かに見られているわけでもないのに、オドオドしたりして(笑)
この時ばかりは「妻」という名の方々がうらやましいです。何も考えずに「既婚」に印をつけられる方がうらやましいです。でもそういう方々も、いつかはこの質問のいやらしさに気づきますよ。
そもそも、なんでこんなプライベートなこと、聞くんでしょうね。クレジットカードの審査などでは必要かもしれませんけど。
正解はどっちだ
今回、初めて調べてみると、いろいろなことが言われていて、これはもうどっちでもいいようなんですね。つまり質問じたいがどうでもいい。単なる興味?
正式な書類にはそんな項目はないです。配偶者の有無と聞かれることはありますが、これは間違いなく「無」です。この聞き方のほうがよほど分かりやすい。
「既婚ですか?未婚ですか?」と聞かれると、わたしは結婚したことがあるので、「既婚」だし、今は婚姻関係を結んでいないので「未婚」だし。
今、こう書いてきて、分かりました。
この設問の間違いに気づきました。時間軸がはっきりしていないんですね。質問に答える人にあまりに不親切。
今の状態を聞いているのか、過去を含めたことを聞いているのか。正確さを持っていない。つまり、設問事態も「一応聞いとこうか」的な設問だということですね。だったら、聞くな!
気分はどっちだ
さて、「既婚か未婚か」は、どうでもいい質問だということが分かりました。
今後は答えないか、その時の気分で答えようと思っていますが、今現在の未亡人りっつんは、いったいどうなんでしょうね。既婚気分なんでしょうか、未婚気分なんでしょうか。
心の中、もしくは頭の中に、いちおう聞いてみましょうか。
ひとりだよ。なんか文句ある?
なんで怒ってるんですか?
あんたが夜中に爪を立てて起こすから、ムカついてるんだよっ
コイツ、夜中に顔をべろべろとなめてきたんです。布団をかぶって無視していたら、頭に爪を立てられました。起きてきたら、夜食のエサが空っぽ。寝る前に足すのを忘れていました。わたしのミスとはいえ、爪立てるなんて、あまりにひどい。
そしてさっきはわたしが座ろうとして椅子を引いたら、ドデンと寝てた。ふてぶてしさ全開ですねん。
なんだか、コイツの顔を見ていたら、腹が立ってきた。
ついでに、いろいろ考えていたら、ムカムカしてきた(笑)
もう一度「妻」とか呼ばれてみたい気もしてきた。「妻」という響きの中には「守られている壁」みたいなものを感じます。なんか、吹きさらしの岸壁に立って、海を見ている、そんな気分になってしまいました。
あまりに大げさですね。幻想ですよ、すべては。
分かっておる。そんな気分を一掃するため、チャンネルを「婆」に合わせて、近々、旅立つことにするよ。だからあんたは、また留守番だよ。
にゃにゃ~んんんんんんんん!!にゃん。
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結婚してますの?