1年前のことをどう感じる?時間の流れの感じ方は、人それぞれ。

去年のいまごろのことを思い出してみます。

「まるで昨日のよう」と思うのか、「とても遠い日のよう」と思うのか。

 

去年は遠い?近い?

さて、1年前のあの日のこと。

Mばあちゃんが慣れない注射を打つために、バスに乗るのを見送ったあの日。

ワクチン接種を巡って、不安でいっぱいの日々でした。そして警戒、警戒の日々。

まるで昨日のことのよう!

そう感じます。

わたしは63歳で、微妙に高齢者枠から外れているため、わたしは行政区の先行接種の枠に入れませんでした。

周囲の人たちは次々に接種を済ませているのに、ぽつんと取り残されていました。

すると、関西に住んでいた息子から、突然の連絡。

「職場で接種枠があるから、来い!」との命令。

有無を言わさぬボスの言葉に従って、恐る恐る乗った新幹線。

そして、思いがけずに1ヶ月の長滞在になってしまったのでした。

ああ、本当に昨日のことのよう!

そう感じます。

ところが、Mばあちゃんにとっては、去年のことは、

「遠い昔のことのようだ」と言うのです。

1年の長さは平等なはずなのに、感じ方には個人差がある。

そもそも、時間をどう感じているかは、本人にしか分かりませんが。

この感覚の違いを生むものは、いったい何なのでしょうか。

わたしの頭の中では、思い出は縦ではなくて、横にズラーっと並んでいるイメージがあります。

だから、古い思い出も、新しい思い出も、どれもこれも最近な感じがするのかも。

うまく表現できないけれど。

突然ですが、関西支店に来ています

2021年7月19日

 

早回しの時の中で

毎日がフルスピードで過ぎていきます。

年を重ねてきたからなのか、そのスピードは早くなるばかり。

そして、特別な出来事のない、記憶に残らないような日々は折りたたまれて、まるでなかったかのようです。

一説によると「今」というのは約3秒間くらい。とすると、1日に約2万回の「今」を積んでいるということ。

毎日、2万回の「今」を生きております。

しかし、どれだけの「今」を記憶しているかといえば、ほとんど記憶には残っていない。

わずか10分前のことだって、何をしていたのか、定かではありません。

だけど、そうして通り過ぎた日を思い出すと、なんだか、そんなに遠いことでもなく、手が届きそうな気がしないでもない。

きっと、死ぬときにも、あっという間だったなって思うような気がします。

「えっ、もう死ぬの?」って(笑)

 

毎日、同じことの繰り返し

思えば、毎日、同じようなことを繰り返しています。

同じような時間に起きて、食べて、寝て。特別なことなんて、そんなにはないです。

そういう暮らしの中にいることが、一番安心できるので、好きなのですが。

次男が生まれて、半年も過ぎたころのこと。

息子たちにミルクを飲ませてたり食べさせたり、そして寝かせたりを繰り返している自分にうんざりしたことを、いまでも鮮明に覚えています。

“昨日も同じ時間に同じようなことをしてた!”

それから10年ほど経って、夫がいなくなったころ。

息子たちの世話に明け暮れていたあのころ。再び、そんなことを思いました。そして感じた焦り。

同じことを繰り返していると、世の中から取り残されたような、疎外感みたいなものを感じてしまっていたのかもしれません。

そんな毎日が、永遠に続くような気がしました。

でも同じようなことをしているつもりでも、実は少しすづ変化していました。

それが証拠に、息子たちには、もうミルクを飲ませなくてもいいし、お弁当を作らなくてもいいし(笑)

同じことを繰り返すことに、不安になるけれど、それは不要だったなあって思います。

だから、いまは、同じようなことを繰り返していることに、これでいいのよって思っています。

 

どんな思い出を残すのか

最終的に、なにを自分に残してやれるのかといえば、それはたぶん思い出というものなのではないかと思います。

気の合う人と過ごした時間の記憶

この時間を迎えるために、そうでない時間を過ごしているだけかもしれません。

来年のいま頃、あのときは楽しかったなあって思うようなこと、もっともっと積んでみたい。

横一列に、もっとたくさんの思い出を並べたい。

お祭りの縁日に並ぶ出店のように、キラキラの電灯なんかつけちゃって(笑)

どんな人と出会って、どんな関係を築くことができたのか。

それが人生のテーマなのかもしれない。

ここまで生きてきて思うのは、そんなこと。

“あの人がいてくれて、よかった”

“あの人と会えて、よかった”

いまはどこにいるか分からないけれど、そんな人に、また会えるかもしれないという期待を持ち続けています。


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6 件のコメント

  • 最近と言うか、ここ数年?
    時間の過ぎ方が、ユニーク?です。

    「もう、半年?」と感じたり、
    「まだ、半年?」と感じたり。

    時間的にはさほど経過してないけど、
    密度が濃いのか、
    スッゴく変化が有ったり。

    • さっちさん

      こんばんは♪

      あるあるです!
      時間がぐちゃぐちゃ。

      頭の中、どう整理されてるんでしょうね。

  • 今日のお話は、とても素敵です。
    私も思い出は横並びかもしれない。
    自分で、選び、作る思い出作り。
    自分が主役の後半生。
    りっつんさんとも会ってみたい。

    来年初め、古希を迎える私。
    まだ、新しい出会いがあるかも。

    • モネさん

      こんばんは♪

      うれしいコメント、ありがとうございます。

      キョロキョロしていたら、
      きっと新しい出会いがあるように思います。
      年を重ねて、自分が主役だと意識することが、
      とても大事だと思うようになりました。

      いつもどこかの扉を開けておこうって、思ってますヾ(@⌒ー⌒@)ノ

  • ちょうど夫の三回忌が終わったばかりの未亡人です。
    「毎日同じことの繰り返し」
    私がこの2年間1番怖かったことです。子ども達も自立していますし、このまま1人で何十年も同じ事をただ繰り返して生きていく…考えただけでうんざりしていました。
    毎日同じ事を繰り返して生きていくことも、素敵なことなのかもと、ブログを読んでふっと思い、心が軽くなりました。
    ありがとうございました。
    まだまだ1人でいじけていることも多いのですが、少し前向きになれそうな気がしています。
    長文失礼しました。
    これからもブログ楽しみにしています。

    • ちぃさん

      おはようございます。

      人はどんな状態にあっても、
      ずっとこのままのような錯覚に陥るものです。
      未亡人に限ったことでもないです。

      そして、どんな時も、動かしていくのは、夫でも子供でもなく、自分です。
      自分がこうしたいと思うことだけが、原動力。
      同じことの繰り返しの中にも、面白いことが潜んでいたりします。

      わたしも時々いじけ虫に齧られることがあります。
      そんなときには、大好きなクッキーと一緒にいじけ虫もかじってやります。
      齧られたら、齧り返す。
      それが未亡人の生きる道(笑)

      コメント、ありがとうございましたヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。