子どものように時間を過ごしてみたい

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雨の音で目が覚めて、曜日を思う。

今日は土曜日だ。

“ついこの間、土曜日だったのに”

今週はなにをしてたっけ?

なんて早い、時の流れ。まるで激流!

時の川の中、早く泳ぐでもなく、かっこよく泳ぐでもなく、ただ浮いていてもいいんだと思うようになった。

“あの世の岸辺”がうっすらと見えてきたからかもしれない。

時間を有効に使わなくてはと思わされるようになったのは、たぶん学校という場所に行くようになってから。

学校という名の場所で過ごした16年間。

1日のスケジュールが決められ、課題が与えられ、より短時間に、よりたくさん詰め込むことを求められているうちに、行動には目的が必要なのだと思うようになった。

同じ時間内で、少しでも多くのことをこなす人にならなければならない。そのために時間を使う。

そしてそれは、社会の中で生き延びる技術を得るためには当然のことで、そのために時間を使うことに、すっかりどっぷり馴染んでしまった。

結婚して子どもができて、”やるべきこと”は劇的に増えた。

“やるべきこと”があるから、存在する意味がある。そうも思ったけれど、”やるべきこと”に追われて、いつまでこんなことが続くんだろうと、ため息をついた日々も覚えている。

いつしか、”やるべきこと”をこなす時間は、なだらかに減っていった。やはり永遠に続くことは、なにもない。

そして、暇という名の時間が、ふっと現れるようになった。

いまだに、どう時間を使っていいのか、戸惑うこともある。

予定を入れないと不安という人も知っているし、”暇”も”暇つぶし”も大嫌いという人も知っている。

暇というのは、間違いなく自分だけの時間なのになあと思う。

暇が嫌いというその人は、たぶん、社会の中で認められ続けたいという願望を持っているのかもしれない。

わたしは子どもの頃、どうやって時間を過ごしていたのだろう。

たぶん、ただ、思うがままに動いていただけで、それは遊んでいるという概念もなかったはず。

そんなふうに過ごせたらなあ。だいぶ、近づいているような気はするけれど。それは猫と暮らしたことで得たようにも思う。

ふと、春日大社の参道で出会った不思議なおじいさんを思い出した。

眠くなったら、どんな所であろうと、寝てしまうのだとか。東大寺の門の前で寝ていることもあったとか。すべてが自分時間。

やっぱり、あのおじいさんは仙人だったんじゃないかと思う。


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経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

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2 件のコメント

  • こんばんは。
    仙人 ( *´艸`)
    波動が上がると、高波動の神様の意向をくみ取り易くなるとか…。波動が上がる…つまり仙人???
    仙人爺さまはひょっとすると神意を受けて姐さんの前に現れたのかもしれませんね!
    姐さんは春日大社の神様とご縁が深かったのでしょうか。
    それから、純粋無垢な動物やその他生物も神意を受けて動くことがあるらしいです。なんとなく納得できます。(境内で出会う猫とか鳥とか蝶とか)

    私は幼い頃からずっと時短効率は苦手で
    無駄が服着て歩いてる、と言われていました(笑)。
    暇と感じることもほぼありません。
    忙しいときは張り切るよりもホントに文字通り心が亡びそうになります。
    老境にはこの性質が活かせる道もあるのかしら??←期待♡

    • デイジーさん

      こんにちは♪

      あのおじいさんは、本当に不思議な感じの人でした。
      あの日はわたしを待っていくれたのだと思います。
      正体を知りたい!
      もしかすると、
      もうこの世にはいないかもしけないけれど。
      突然に行きたくなるのです。
      そして、参詣後、しばらくすると、いいことが起きるのです。
      きっと縁があるのかもしれません。

      無駄が服を着てるって、いいですね。
      それを目指します。
      これからはデイジーさんの時代よ!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。