「あたちは時間がよくわからないの」と、ともたんに泣かれて、婆、謝る。

※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告を利用しているものがあります

ともたんには、まだ時間の観念というものがありません。ということが分かりました。

ゆっちゃんにはすでに時間の観念があるので、5歳から8歳あたりにかけて、「時間」が刷り込まれるということなっているのでしょう。

 

未来の予想

水風呂で遊んでいた2人組。すでに1時間半が経過。時刻は夜の7時。

「そろそろおしまいにして、ご飯にしよう」と言ったところ、ともたんがダダこねた。

「ヤダ!もう少し遊ぶ」

「8時になったらパパとママを迎えに出る。間に合わなくてもいいの?」

※この日、息子夫婦が来ることになっていた。だから婆はそれなりに忙しかった。

「あと、少しだけ遊びたい」

「間に合わなくなるよ!」と語気が荒くなる婆。婆もついつい本性が出てくる。けっこう怖いと思う。

ここで、ともたんに対して、説明を入れた。「こうして、ああして、こうすると、1時間はかかるでしょ。だから、ダメ!」と。

すると泣き出したともたん。

ともたんの言い分

あたちは、1時間と言われても、よくわからない。

時間がよく分からないの。

だからそんなに怒らないでほしい。わ~ん。わ~ん。

ここで我に帰る婆。

「ごめんね。そうだよね。ともたんには予定なんて分からないよね」

ともたんは「今」だけを生きているのです

今から1時間後のことなんて、考えてもいないのです。ハッとしました。だから子どもはのんびりしているのです。先の時間が読めないのです。まだ動物と同じなのです。

ともたんの時間の観念は「ご飯を食べた後」「幼稚園から帰ってきてから」「あと、何回寝ると・・」という感じです。

人間の大人になるということは「先の時間」が想像できるようになるということ。そして想像ができるようになると、おのずと「時間」に縛られるようになるということ。

そうしないと、発達してしまった人間の世界の秩序は守れない。

何かを基準にして動かないと、社会は統一できない。必然と言えば必然。だけど・・・・時間を気にしなかった感覚を取り戻してみたい気もするのです。

 

予期不安

さて、小学2年生のゆっちゃんはだいぶ大人になってきました。

もちろん、先の時間も読めます。と、同時に「不安」というものが出てきました。

「こうなったら、どうしよう」という厄介なヤツですね。想像力のたくましい人にありがちな予期不安。わたしもずっと予期不安と付き合ってきました。

数日前にゆっちゃんが言いました。

「もしも40度とかの熱が出たら、遊べなくなる」と。

わたしも本心では「そりゃ困る」と思いましたよ。そんな事態になったら大変だわ~。

でも何事もないように言いました。

「本当に熱が40度出た時に考えればいいよ」

「遊べなくなったら」「行けなくなったら」「おなかが痛くなったら」「具合が悪くなったら」もう、あげればきりがないほど、不安の種はあるものです。

ゆっちゃんに言った言葉。「その時に考えればいい」という言葉は、実はわたし自身に言いきかせているのです。

何しろ、わたしは心配症。

だから前もって準備万端にしているのです。心配症になんてなりたくはなかった。でも、イヤな目に逢いたくないとか、人に迷惑をかけたくないとか、いろいろと考えるクセがついてしまったんですね。

これは母親の影響も大きかったと思います。わたしの母は「不安神経症」でしたので、わたしは「アブナイ」「コワイ」と言われ続けて育てられました。

初渡米の際など、想像できる危機については、すべてシュミレーションしたほどです。本を読みあさり、病気の場合、死んだ場合と想定。ほとんど病気だなと思いました(笑)

飛行機に乗る時には精神安定剤は必携です。なにしろ想像力がハンパないので、考えるなと言われても考えてしまうんです。息子たちにも少し移っているかもしれないな・・・。

わたしは心配症を卒業しようと、いろいろと試みました。その甲斐あって、少しマシになった気がします。想像力というものには、助けられていることもたくさんあるので、思考というものは一長一短だなあと思います。実に諸刃の剣なんですね。

不安をいかにうまくコントロールするか。

それが楽に人生を渡るコツの一つのような気がします。

たいがいの不安は不安で終わる。そんな事態はめったに起こらない。

まじないのように唱えて暮らしています。

 

悪夢のおまじない

お盆期間のせいでしょうか。やたらに夢を見ます(笑)

ゆっちゃんが「夢は本当になることもある」と言うので、我が家での法則を考えました。

良い夢は本当になる。悪い夢は夢で終わる。

実に都合のよい話ですが、こうすることにしました。

そして、悪い夢を見た時には、それを追い払う呪文を授けることにしました。

☆バク!バク!バク!

怖い夢を見て、目が覚めた時に、わたしがいつでも唱えている呪文です。バクに悪夢を食べてもらうという呪文です。若いころから、唱えています。そのおかげで悪夢が正夢になったことはありません。ゴジラに襲われ夢の時にも唱えました。今だにゴジラには襲われていません。効果あると思います。


にほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへブログ村の「ライフスタイルブログ」のランキングに参加中です。いつも応援クリックありがとうございます♪


りっつんブログが本になりました。

経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。