竹内まりやさんのデビュー40年を記念した映画を見ながら、いろんなことを思いました。金達郎飴で口の中は甘かったけれど、頭の中で考えていたのは、わたしの40年。時間を振り返る旅でした。
souvenir the movie~Mariya Takeuchi Theater Live~
『TOKYO FM/fm osaka 開局30周年記念コンサート』(2000年)
『souvenir again』(2010年)
『souvenir2014』(2014年)
3本のライブからベストシーンを集め、撮り下ろしのインタビュー映像を混じえて再構成
デビュー40周年を迎えた竹内まりやさん。
まりやさんは現役ではあるけれど、メディア露出が極端に少ない アーティストです。ライブはこの20年ではたったの3回。アルバムも数枚しか出してはいません。それにも関わらずに現役感がある。たぶん誰も竹内まりやは引退したとは思っていません。本当に不思議な存在です。
夫である山下達郎さんの言葉にあるように「日本では彼女の存在は唯一無二。奇跡。」ということになるのでしょう。
40年って、なかなかの時間ですよ。本当にすごい!二十歳だった私が還暦を迎えてしまうほどの時間なのですから(笑)
まりやさんの曲は心情を描いたものが多く、最近では哲学的な要素の入った歌も多いです。「生きるとは何か」を問いかけるような歌ですね。
インタビュー映像でまりやさんは、夫である達郎さんとの関係を「大親友」だと語っています。才能を伸ばしあい、支えあう仲間。
まりやさんいわく「達郎さんは面白くて飽きない人」とのこと。
「飽きない」って素敵です。
恋人→夫婦→大親友という経過は、男女の関係の一つの理想ですね。
才能は持っているだけでは開かない
まりやさんは今の自分があるのは「人に恵まれたから」だと言い切っています。
達郎さんはまりやさんを「人間をポジティブにとらえる人」と語っています。
つまり「素直」で「人に対して肯定的」であることが、まりやさんの才能を開花・維持させてきた一つの要因なのです。
成功している人たちは並々ならぬ努力の上に立っているもの。簡単に稼いでいるわけじゃない。お金は対価。それだけのことをした人の元にしか、もたらされないものです。
「才能のある人はいいよね」なんて言葉を発する人がいますが、才能を開花させることは、そんなに簡単なことではないです。才能は諸刃の剣。生きるだけなら、才能などないほうが楽に生きられるのかもしれません。
才能のある人たちは、わたしたちの何倍も何十倍もの研鑽しているばす。自分で自分を掘り起こして磨いている。人に見えない所で努力を積んでいるんですね。
達郎さんは曲作りについて、ラジオでこんなことを言っていました。わたしはこの言葉が忘れられません。
「音楽を楽しんで作ったことは一度もない。いつでも、つらい」
楽しいだけで仕事をこなしていけるほど、甘くはないのです。苦しみを伴いながら誕生してくるものなのです。地味な作業を重ねてやっと陽の目を見るんです。
舞台の上に立つ人たちが、どれだけの不安と闘ってきたのか想像すると頭が下がります。とうてい真似のできない修行のような日々の上に成り立っていると、わたしは思っています。
わたしも自分の持つ何かを開かせるように努力してきただろうか。そんなことを今、問いかけています。
人生の宝
まりやさんは還暦を過ぎて、一日一日が輝いて、いとおしいと言っています。ここから先の時間はおまけだと。
あとどれだけ生きられるかわからないと強く実感した日から、一日一日は輝きだすものかもしれません。還暦を過ぎて、わたしにもその実感がわいてきました。見るものが輝いて見えます。
「60歳なんてまだ若い」と思う人と「60歳。もう先は短い」と思う人がいます。
どちらがいいとか悪いとかいう話ではなく、そう思うから、そう思うだけのことですが。
わたしは映画を観ながら、わたしは自分の40年を振り返りながら、しみじみと幸せを感じていました。
わたしの人生もまた、人に恵まれた人生だったなあと思っています。会うべき人と出会い、その縁をつなぎながら歩いた60年。なんだかんだ言いながら、いとおしいなあと思っています。
人生の宝は、たぶん「人」。それなら、わたしはいくつかの宝持ち!
そして、願望を言えば、わたしも誰かの宝でありたいと思っています。
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先日もブログに誘われて、ボヘミアンラプソディー観てきました。クイーンの曲もさることながら、フレディのネコ愛がツボでした!
ドラさん。
おはようございます!
「宝」と言っていただけて、本当にうれしい~!!\(^o^)/
ありがとうございます♪
フレディのネコ愛もたいしたもんでしたよね(笑)
わたしは映画を2回見に行ったという経験はないのですが、
この映画は、どうしても、もう一度見たいと思っています。