もう早回しには動けない。でもよく考えたら早く動く必要も、もはやなし!

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夜中に一度めが覚めてしまって、そのせいで少し寝不足になってしまいました。

そんな朝は、薄ぼんやりとしています。

例えれば、薄い布でも一枚かぶっているような感じ。

そんなことで、昨日はなんだかミスの重なった日になってしまいました。

それでも、ぼーっとしているおかげか、落ち込みもせず。

感情のレベルも低かったのかもしれません。心、ここにあらず。

そして、特技の早回しの術も、もう使えなくなってることを実感しました。どうしても回らない、回せない。

 

外をひと回りしてこよう

もういいじゃん、のんびりしようよ。

仕事をしているというのに、ゴミが気になったら、つい掃除までしてしまう。”ついでにそれ”、”ついでにあれ”が重なって、ミルフィーユな働きっぷりん。

なにしろ、せっかちでチャカチャカしている。6年間も「落ち着きがありませ〜ん」レッテルを貼られていた輝かしい小学生時代。

どうにも四方八方に目がいってしまう性質です。

遠い昔には、こんな性質に向いた仕事もあったのです。身体張って、頭回した現場仕事。でも、もう、あんな仕事はできないし、したくもないけど。

以来、そこそこに向いた仕事に出会えてきたのはラッキーなこと。それでも早回しはできなくなってる。

なんだか、もういいよねと、自分をいたわる。そのために歳を重ねたんだから。

そう思ったら、だら〜んと脱力してしまった午前10時のテーブルの上の風景。

食料庫から出てきた、賞味期限が到来していた「あられぜんざい」1個。

番茶にしたのは、コーヒーが飲みたくなかったから。コーヒーを欲するか欲しないかでわかる健康状態。どこか不調だったらしい。

鳥の形のあられを浮かべたぜんざいを啜っていたら、本物の鳥が見たくなって、食べ終わるや否や、玄関にかぎをかけていました。やっぱりチャカチャカしてる(笑)

 

カワラヒワとの出会い

さて、出てすぐの河原です。

目についたのは、見慣れぬ2羽。

スズメやシジュウカラよりはやや大きい。濃いめの羽根の色。

あれはなんだ?

しかも、なんかラブラブパワーを発しているよ。

単身者には、ラブラブパワーを察知する能力があるものです。ひがみってやつ?(笑)

あれは、つがいだ!愛を語っていたに違いないと、勝手に空想。

つかず離れずのご関係。こういう距離がいいのよ。くっつきすぎは揉めるもと。

それにしても、このあたりでは珍しいクチバシを持つ鳥。河原に飛んでくる鳥たちのクチバシは細くて長いのが多い。

ちょっと気の強そうなお顔だち。目は小さめの醤油顔。

口にくわえているのは、枯葉に残っていた実のよう。

カワラヒワですね。

シジュウカラと比べると、こんな感じ。

実は身近にいる鳥らしいのだけど、スズメと混同されることが多く、見過ごされているらしい。関東以西では、冬鳥ということです。

スズメよりは落ち着いた性質に見えました。

なぜか、この日にかぎって、はっきりくっきり目に入ってきたので、またまた、鳥目のレベルが上がったかもw。

 

花鳥風月

散歩を日課とするようになって、25年は経過しているはずです。

最初の日を記録しているわけではないけれど、「ああ、今日から40歳か」と思いながら、河原に出たのを覚えているから、あの頃からボチボチ歩いています。

でも、ただ歩いていただけ。足を前後に動かしていただけ。

思えば、見逃していたものの、なんと多いことよ!

鳥も虫も、彼らはずっとここで暮らしていたはずなのに。わたしの目に見えなかった。

世の中も、きっと、そんなもの。

わたしの目に見えているものなんて、ほんの少し。そしてこんな小さな目を通して理解できることなんて、たかが知れてる。それを思い知る日々。

ひとつだけの真実もなければ、そもそも、すべてはあっという間に移ろっていく。

いま、その瞬間のわたしの周りにだけあること。自分の目を通してのみ感じられることが、すべてなのです。

だからこそ、いま、なにを見るのか。それに全力を注ぎたい。だから鳥に会いにいく(笑)

誰かと、暮らしてもいいし、

ひとり、このままでも全然かまわないし、

場所もここでなければということもなし。

いやいや、やっぱり、あの人とは暮らしたいけど、あの人とは無理だし、あそこは嫌だなあ。

ということで、前言は撤回しとこう。

どうしても手に入れたい物もないし、

どこか遠く、行きたい所もないし、

どうしても食べたいものもなし。

いやいや、ほどほどに食べたいと思うものは、思いつくよね。うなぎも食べたいし、きりたんぽも食べたい。ついでにあそこにも行きたいし。

ということで、これまた前言撤回だ!

空を見上げて飛行機を見ると、どこに行きたいというわけでなく、ただ乗りたいと思う。

暮れていく空に、いつか溶けていきたいなあ。

空に吸い込まれてみたいなあというのが、唯一の願いということにしておこうっと。


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経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

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2 件のコメント

  • りっつんさん こんにちは。
    カワラヒワは まだ見たことありません。
    いつか出会えるといいなー

    一昨日の朝 歩いているとシジュウカラが飛んで来ました。
    ラッキー!近くで見るのは初めて…可愛いですね〜

    玄関脇の梅に丸いピンクのつぼみが点いてて…
    「春」ひとつ見つけた!

    • ポットさん

      おはようございます。
      意外とめずらしい鳥です。
      その辺にいると言われるわりには、お目にかかれない。

      シジュウカラさんたちは、元気ですよね。
      シジュウカラって、いくつかの言葉を持っているのだそうです。
      確かにいろんな鳴き方をしています。

      梅の季節になりましたねヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。