若き未亡人へ。今、伝えたいこと。

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非公開でというコメントを若い未亡人さんからいただきました。ありがとう。

読みながら、25年前を思い出していました。

わたしも同じだったなあ。

 

人としての仕事

結婚して子どもを授かるという人生では、人として5つの仕事が与えられることになっています。

5つの仕事
  • 子を大きくすること
  • 子を自立させること
  • 子離れすること
  • パートナーを見送ること
  • 自分の始末を考えること

いまの時点で、わたしに残された仕事はひとつ。

「自分の始末を考えること」

「子を大きくすること」は半分くらいは夫とこなしましたが、3つの仕事のほとんどを1人でこなしてきました。

この5つのうち、2つが同時に来ることもあります。

「子離れすること」と「パートナーを見送ること」を同時にこなさなくてはいけない場合は、精神的な負担はかなりのものだろうと想像します。

それでも言えることは、これは子を持った人には同じように与えられた仕事の数だということです。みんな、同じだということです。

いつか、やらなくてはいけない。

わたしやあなたのような、早め未亡人はこの仕事を1人でやらなくてはいけないけれど、ほかの人たちだって、この仕事から逃れられたわけではないのです。

しかも、わたしたちが、人類初の早め未亡人ってわけでもないし(笑)

魔法の言葉は「人類で初めてじゃないだろう!」

2018年6月14日

だから、与えられた仕事を順序よく、愚直にこなしていけばいいだけなのです。

 

子どもを大きくすること

いま、何より大事なことは、

子どもが安心して暮らせる環境を整えること。

子どもだって、特殊な環境下にあるのです。

息子たちによく言っていたことがあります。

「君たちの気持ちにはなれない。父親を失ったことがないから」

いまだに、息子たちがどんな気持ちだったのか、わかりません。

でも、わたしも大事な人を失ったのです。だから寄り添って生きることはできる。

  • 子どもが安心して眠ることができて
  • 心穏やかに時間を過ごすことができて
  • おいしいものが食べられる環境を作ること

そして、ほかとの人間関係をどう結んだら、子どもがさらに安心できるのか。そう考えてみたらどうでしょう。

で、どこまで大きくすればいいのかって?

20歳までと思いますが、高校に入る頃にはもう大丈夫。そう考えるとそんなに長い時間でもありません。

一番大事なのは小学生時代。

あの6年を子どもと心を通わせ合いながら過ごすことができれば、親にとっても子にとっても、良い結果が待ってるように思います。

 

迷いは消えない

迷いが消えるなんてことは、ないです。ありえないです。

未亡人だからじゃなくて、実はみんな悩んでいるはず。

悩んでいないという人は、あまり考えていない人か、すでに悟った人?

40歳前後のころ、幾夜も眠れぬほど、いろいろと悩み続けていました。

でも、できることなんて、そんなになくて。

わたしの体力と知力では、こんなもん。

それでも気がつくと、子どもは毎日毎日大きくなっていました。

今となっては、これでよかったのだと思うだけです。

「終わりよければ、すべてよし」ってもんです。

子どもファーストで生きた10年に後悔はありません。

祖父母や周りの人たちの力も、借りればいい

頼るのではなく、借りるのです。

大いに利用しましょう。

1人親はどうしても手が足りないときがあります。だから、ちゃっかり借りるのです。子どものために。

ただし、価値観を押し付けてくるような人には、要注意。離れることをお勧めします。子どもが混乱しますから。

あっという間に、周りの力も借りなくても大丈夫になります。

そしたら少しずつ離れていく。

とにかく、まずは子を大きくすること。

1つ目の仕事をやり遂げることです。

これをやらずには、次には進めません。

子どもを大きくすることをシンプルに最優先に考える。

すると、おのずと別の答えも出てくるかもしれませんよ。

大丈夫!

それだけで人生は終わりませんから。人生は短いようで、長かったりもします。

 

子を自立させる

子を大きくしていく過程で、頭に置いておくべきことがあります。

「子は神様からの預かりもの」

わたしはキリスト教主義の学校を出ています。信者ではありませんが、いくつか心に染み込んでいることがあります。その中の1つです。

子どもは神さまからの大事な預かりもの。

自分の所有物ではないのです。子は独立した人格を持つ生き物なのです。

「子は宝」とか言いますが、「子は神様の宝」ってことで「子はわたしの宝」ではないのです。

人生の扉は、その人が開けるべきもの

親にできるのは、あくまでも手助けをすること。

間違っても先導したりしないことです。

だって、子どもの人生なんて、背負えるものではないですよ。人生は1人に1つずつ。

そんなことを自分に何度も言い聞かせてきました。

何かを選択する場面では、

「本当にこの子の自立の道につながるのか」

自問自答しながら、決断してきました。

自分のためでなく、子のためを考える。そういうクセをつけていけばいくことです。

どんな学校を選ぼうと、どんな仕事を選ぼうと、それがその子にとって良き選択でありますようにと祈る気持ちで過ごしてきました。

結果が、今の家族関係です。よい距離感だと思っています。

こんなことは、今だから言えるのです。道の途中では、とても言えたもんではありませんでしたけど(笑)

わたしがいま、あなたに言えるのは、こんなことです。

とにかく、子どもを大きくするために、最善の道を考え抜いてください!

考えれば、必ず答えは出ます。

あの世の愛する人に問いかけてみるのも、試してみてください。

きっと、ちゃんと答えてくれますよ。ヾ(@⌒ー⌒@)ノ


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ABOUTこの記事をかいた人

1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。