風を捕まえてみたい!ばあちゃんを思い出す、ばあちゃん。

風に揺れる葉っぱの音を聞きに、河原に向かいました。

 

光を捕まえた!

午前9時の光。まだ風も涼やかです。

これから30度を超えていくだろうという天気予報を確信できる、力強い日の光。

光は映るんです。

でも、風はどうやっても写すことができない。

葉っぱを揺らす音。これで風の存在を信じるしかない。

風という名の、空気のゆらぎ。

木の下に身を置いて、しばし、ぼーっとしてみる。

じわ〜っと、体の奥で、何かが震えているような、そんなことを感じることができました。

 

カメも甲羅干し

前日の夕方、この場所には若いカワセミがいたのです。

が、写真に収めようと、カメラを取りに家に走っている間に、カワセミはカラスに変身していました。

したり顔のカラス。

こらっ!💢

もしかすると、写真に収まりたかったのかもしれないけれど、あまりに黒くて絵にならないんだよねえと、写さずと引き返す。

もしや朝にもカワセミがいるのではないかと、レンズを向けてみたら、今度はカメ。

どうも、この場所は、人気のスポットらしい。

おやおや、5匹もいます。もしかすると、一番大きいのは、かつて我が家から逃げ出したカメ子かもしれません。

25年ほど前に冬眠していたケースから、逃げたヤツがおるんです。

カメはのろまだと思われていますが、意外や意外、それなりのスピードで歩きます。

我が家のカメ子は、広い新天地を求めて、水のにおいの方向に向かったに違いない。

30歳くらいにはなるはずなので、あの大きなカメはきっとカメ子だ!

 

ばあちゃんのこと

さて、ここ数日、ぼんやりと思い浮かんでくるのは祖母のことです。

母方の祖母が亡くなったのは、今から35年くらい前のことになります。

祖母は83歳でした。

祖父の33回忌を終えて、ホッとしたのか、それからわずか数ヶ月後に逝ってしまいました。大きな病気を持っていたわけでもなく、自然に身体が衰えてのことでした。

祖母にとっては夫の33回忌には、大きな意味があったのです。

49歳で突然に夫を失った祖母。原因は交通事故でした。

12月の寒い夜。自転車をひいていた祖父は、トラックにはねられて亡くなりました。

わたしが1歳の誕生日を迎えて、10日後のことでした。

電灯もない暗い道だったのでしょうか。町で最初の交通事故死者となってしまった祖父。

祖母の衝撃は大きく、そのまま後を追うのではないかと、周りの人々は心配したそうです。

しかし、気丈さを発揮して、祖母は土地を切り売りしながら3人の息子を育て上げました。

そんな祖母が年老いてからの口癖は、

「33回忌までは」

というものでした。

仲の良い夫婦は、死ぬ時期が近い。そんなことを見たり、聞いたりします。

でも、祖母には学齢期の息子たちがいたので、その時期を33年後に延期したのかもしれません。そんな密約を誰かとしたのかもしれません。

祖母が亡くなって数年後、今度は孫娘が未亡人となりました。

そして、未亡人になって、いよいよ30という数字が見えてきました。

33年目をさらりと超えていきたい。

ちょいと忘れたふりをしながら、超えてしまいたい。

死んだ親の歳を超えるとホッとするという子どもたちの気持ちに通じるものがあるようにも思います。

若くして夫を亡くしたということは、わたしにとっては、与えられた環境の1つに過ぎなかったと、いまは思えるようになりました。

わたし本体が変わるわけじゃない。過ごす環境が変わっただけ。

祖母は最後まで祖父の妻であり続けたかったのかな。

いまになって、祖母と祖父の暮らしは、どんなものだったのかなと思いを馳せています。

祖母のゆかたをリフォーム。婆になった孫が着ています。

2021年6月26日

シリーズお盆。ふるさとを思い出す味。

2017年8月15日

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りっつんブログが本になりました。

経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

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6 件のコメント

  • りっつんさん!こんにちは。ばあちゃん子の私は、いい歳になっても、おなかが痛くなったり
    何かどうしようもないことがあった時に、おばあちゃーん!!!助けて~と心の中で叫びます。
    子どもの頃は自分のルーツなんて興味もありませんでしたが、最近自分のルーツがすごく気になります
    。自分の存在も、人類が誕生してから繋がってきた命かと思うと愛おしいものですね。
    カワセミもカラスも亀も(カメ子も)みーんな繋がってきた命なんですよね~

    • しおさん

      おはようございます。
      最近、おじいちゃんやおばあちゃんのことをよく思い出します。
      どんな思いで生きていたのかなとか、
      孫のわたしをどう思っていたのかなとか。
      もう一度「ばあちゃん!」と呼んでみたい思いに駆られます。

      みんな、太古から繋がってきたと思うと、
      アリ1匹も愛しい気持ちになります。
      つい、踏んでしまっていますが(笑)
      きっと、みんな、綱渡りしながら、繋がってきているんですよね。

  • りっつんさん、こんにちは。
    思い出話を一つ。
    私の両親は、名前は1文字同じで、命日も同じ月の5日と15日。父が3つ年上で
    父が亡くなって3年目に母が亡くなりました。
    母は、好き勝手なことが出来るのも、頼れる父がいるお陰だと常々言っていました。
    そういう夫婦に私はなれませんでしたが、何とか紆余曲折の人生をここまで来れた
    のも両親の加護だと感謝しています。

    • しばふねさん

      こんばんは♪
      ご両親は、きっと縁の深いご夫婦だったに違いないですね。

      結婚生活は、続いたとしても、続かなかったとしても、
      何か大きなことを学ばせてくれように思います。
      それは、2人には大きな違いがあるってこと(笑)
      それをどう自分の糧にするかは、人それぞれですよね。
      正解はないと思います。

      “頼れる人”・・憧れの響きです!

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。