わたしが50年前に学校で学んだことといえば・・・。

久しぶりに、マットレスに風を通すことにしました。

よっこらしょっと。

マットレスのメンテナンス方法を学んだのは、なんと中学生の時。いまから50年も前のこと。

まだまだ日本国中の皆さんが布団で寝ていた時代のこと。

いつかベッドで寝ることを夢見ていたわたしは、学校での先生の話をしっかり記憶しました。

 

メンテナンスの方法

キリスト教主義の女子校だったので、校長先生、教頭先生は修道女。

数少ない男性教師は、どんな人でも、大モテでした。世間的にはとても考えられない(笑)

学校の敷地内には修道院があって、先生方が共同生活をしておられました。

校門をくぐるとすぐに、修道院。そのせいか、どこか世間と隔絶された異国の雰囲気が漂っていました。

あるとき修道女でもある先生がマットレスの手入れについて、教えてくださったのです。

上・下と裏・表を入れ替える

先生方は日曜日ごとに、そんなふうにベッドのメンテナンスをされているとのことでした。

いいなあ〜、ベッド。

ベッドに寝る自分をうっとりと連想しながら聞いていたのかもしれません。

修道女になればベッドで生活できるのか。

寝るときには、被っているベールは外すのかなあ。

そう思った子もいたに違いありません。

おそらくベッドと言っても薄いマットレス。女性でも簡単にひっくり返せるレベルのマットレスだったのでしょう。

いま、そんなふうにメンテナンスをしようとすると、重たいマットレスをひっくり返したり、持ち上げたりするのは、かなり大変!

そして、ひっくり返すたびに先生の声が頭をよぎるというわけです。

この話、覚えている友人も多く、上下裏表ひっくり返しの術を実行していると言っているので、大変に教育効果は高かったのです。

 

6年間の教育

一応進学校に分類されているようだけど、勉強よりも日常生活を大事にすることを教えられたように思います。

だから、わたしの英語力が弱いんだ。掃除の仕方より英語。もっともっと本気で英語を教えてくれればよかったのに(笑)

6年間で身についたことは、例えばこんなこと。

 

1 窓を開ける時は、真ん中に

どこの教室も、きっちり真ん中に窓を開けると、外から見た時にスッキリと見えるもの。

上の階から下の階まで、開けた窓が並んでいる状態は、外を歩いている方々に安らぎを与える(とか、何とか)。

自分がたくさんの人の中で暮らしていることを自覚する

たぶん。そういうことなのかしら。

窓の開け方は本当にうるさかったです。毎朝の校長先生の訓示で、よくてできた話でした。

今でも学校という場所を通ると、窓の開け方をついチェックしてしまいます。

 

2 トイレでは必ずスリッパをそろえる

あの世に行って、神さまに「地上で何をしてきたか?」と聞かれたら、

「次の人のために、トイレのスリッパを揃えました」

そう答えなさいと。

もちろん、大きなことをしてきた人はそれを言えばいい。でも何もできないようでも、何かはできる。1人の民としても、できることはある。

1人暮らしなのに、今もちゃんとスリッパをそろえてしまいます。

真意は、誰かのために、何か1つでも続けるということのようですけれど。

それも褒めらようとせず、こっそりと続けることが大事

とにかく掃除にはうるさかったです。

学校には掃除をしに行ってたようなものです。うんざりするほど、うるさかった。

 

3 前髪は目にかからぬように

前髪が眉にかかると、校則違反。前髪をその場でカットされた子もいました。今だったら、大問題になりますね。

眉にかかったら、黒いヘアピンでとめる。

目はきっちりと出して、しっかりと開いて見る。

髪型にも厳格に決まりがありました。

肩に着いた髪は耳の下で2つに結ぶ。結んだ髪が肩に着いたら三つ編みに。ゴムは黒のみ。うるさいったら、ありゃしない。まるで修道院。

しかし6年間のその習慣がいつの間にか抜けなくなり、前髪が垂れてくるのを嫌うようになりました。同級生をみると、その傾向は顕著。

卒業生の間では(母校名)病と呼ばれています。習慣とは本当に恐ろしい。

“髪の乱れは心の乱れ”

ホンマかいなと思っていましたが、確かに一理あるような気もします。

ま、わたしは校風破りの常習犯でもありましたけど。素知らぬ顔で赤いピンで髪を止めていたりしましたけど(笑)

 

教育とは

覚えているのは、こんなことばかり。

方程式の解き方ではなくて、生活にかかわることばかり。

当時は「うるさいなあ」とか「分かってる!」と、たいそう反抗的な生徒でしたが、ちゃんと頭に残り、身についていたりすることもあり。

人生の中のたった6年。

その時間が与える影響は思いのほか大きいのかもしれません。

そうそう。こんなことも教えていただきました。

“子どもは神様からの預かりもの”

マットレスをひっくり返しながら、そんなことを思っています。

2017年上巳の節句。思い出される高校時代。そしてチャンスは突然に。

2017年3月3日

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4 件のコメント

  • りっつんさん こんばんは

    神様に地上で何をしてきたかと聞かれれば、次の
    人のためにトイレのスリッパを揃えましたと答え
    なさいとは、素晴らしい教えですね。

    学校で教えるべきことは、まずはそれでしょう。
    その後の生き方に自信がもてますよね。
    ほんとは50年前に聞きたかったけど、死ぬまでに
    聞けてよかったわ(笑)

    • 相棒さん

      おはようございます。
      当時は「何言ってんだ」と思ってましたけど、
      いまは、なるほどと。

      いまからでも、トイレスリッパ揃えよう!(笑)

  • こんばんは りっつんさん

    私も中学1年生の時に担任の先生から色々躾られた事が甦ってきました
    敷居は踏まないこと
    お箸を美しく持つこと
    トイレのスリッパは同じです〜
    窓を真ん中に揃えて開けるというのは学校ならではで確かに美しいですね
    私達に生きていく知恵を教えてくださった先生方はもうこの世にはいないかもしれませんね
    キリスト教には全く縁の無い人生でしたが英語の讃美歌も教えてくださいました
    めっちゃジャパニーズイングリッシュの英語の先生でした(笑)
    とても懐かしく忘れていた事を思い出すことができて嬉しかったです

    • コロボックルさん

      おはようございます。
      お世話になった先生方の多くは旅立ってしまわれました。
      年に一度の同窓会の会報誌が送られてくるたびに、
      訃報に接することが多くなりました。
      寂しいものです。

      今でも賛美歌のフレーズが、ふと頭をよぎることがあります。

      英語の先生は和服でした(笑)

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    ABOUTこの記事をかいた人

    りっつん

    1957年生まれの60歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。好きなミュージシャンは山下達郎。 時々、3歩あるくとすべてを忘れる「とりっつん」に変身してしまう。