薬は毒にもなる。サプリメントは薬じゃないけれど、安全とは言い切れない。

ネットのニュースを巡回していたら、こんな記事を発見。苦い思い出が蘇ってきました。

 

ウコンで死亡?

プレジデントオンラインに、「ウコンを飲み始めて3カ月で死亡」という記事を見つけました。

健康のためとうたって、次から次へと登場するサプリメントという、薬なのか食品なのか曖昧なところにある食べ物。

薬なら効果を期待して服用しますが、サプリメントは食品扱いゆえ、その効果はかなり曖昧。

食品とするならば、本来なら口から自然な形で取れるはずもない量を、一気に体内に取り込んで大丈夫なのかしらと思ってしまいます。

いやいや安全ですよということで、毒にもならないとしたら、果たして効果は期待できるのかしら。

CMではいいことばかり連呼しているけれど。

わたしは経験上、かなり慎重なので、現在飲んでいるサプリメントはありません。

 

体質改善で漢方薬

薬に対して、とても辛い体験があります。

今から20年ほど前のこと。

当時高校生だった次男は、原因不明の病に見舞われてしまいました。

徹底的に検査をしましたが、原因は不明とのことでした。

大学病院での担当の先生曰く

「4割の人は原因がわかりません。まずは症状を治めて、そして症状を出さないようするしかありません」

激しく現れていた症状は、投薬治療であっという間に治めることができました。西洋医学の力はすごいものがあります。

治療がひと段落したころ、わたしは思ったのです。

二度とこの症状を起こさないために、体質改善をすればいいんじゃないかしら。そうだ!漢方薬がいいんじゃないかしら。

そして、次男を連れて、有名な漢方医のところに行ったのです。

 

肝臓の機能が低下

処方してもらった漢方薬を飲み始めて、3ヶ月が過ぎたころのことでした。

ちなみに漢方薬は高価でした。2週間で1万円くらいした記憶があります。もしかして保険適応外だったのかもしれません。

次男の体に異変がちらほら現れてきたようでした。それもよくない異変。しかし、高校生の男の子。わたしに体調不良を訴えてきたときには、かなり症状が悪くなってからでした。

だるくてしかたない。動きたくない。学校にいく途中で吐き気がして、ホームのベンチで休んだ。などなど。

よく見ると、顔色もドス黒い。少し黄ばんでいるようにも見える。

まさか、漢方薬のせいだとは思いもせずに、風邪かもしれないと近所のクリニックへ連れて行きました。

話を聞いた先生はすぐに血液検査をしましょうと言われました。

翌日、先生から電話がかかってきました。

「大変なことになっている。大きな病院を紹介するので、紹介状をすぐに取りにきてください。息子さんは動かさないように」

急いでクリニックに行くと、先生はかなり深刻な表情。

「たぶん、すぐに入院ということになるから、用意をしていくように」

実はその日は、朝に長男をセンター試験(2日目)に送り出したばかりでした。このひと月ほどわたしの目は長男ばかりに向いていたのでした。それも異変を見逃してしまった一因です。

次男に何が起きているのか、よくわからないまま、車で30分ほどの距離にあるこの地域の中核病院へ向かいました。

 

覚悟してください

歩いて診察室に入った次男。しかし出てくるときには車椅子に乗せられていました。

即、入院。そして絶対安静。

先生に呼ばれて、こんなことを言われました。

GOTが3000、GPTが1500。肝臓が危機な状態にあります。数日中に値が下がらなければ、覚悟してください」

あまりの事態にオタオタするばかりでした。

まさかそんなことになっていようとは。とりあえず普通には暮らせていたのですから。

そして、それまで飲んでいた薬などは一切飲まないようにとのことで、漢方薬も休薬することになりました。

入院して翌日から、少し値が下がり始めました。

そして原因の究明が始まりました。

徹底的に検査をした結果、肝炎ではなく、肝機能障害とのこと。

特別な治療はなく、ただ安静を保つということだけが治療でした。

1ヶ月後GOTは150くらいまで下がり、何とか退院できることになりました。

何が肝臓の機能を低下させたのか。

漢方薬に原因があるらしいと分かってきました。

精密な検査でも漢方薬に原因との特定はできませんでしたが、休薬して値が下がったことで、漢方薬に一因があることは明らかであるとの見立てでした。

当の本人である高校2年生の次男は、みんなに甘やかされ、病院のベッドの上でゲーム三昧の日々。

「あれは幸せな日々だった」とのんきなことを言ってましたが、わたしは寝られぬ日を過ごしました。

 

春は来たけれど

次男は4月まで学校へは行けず、当然のことですが、激やせしました。薄くなってしまった体。見るだけで、つらかったです。

完全に体調が復調するまでには、数年かかりました。もちろん現在は何の後遺症もなく、元気に過ごしています。

学校の先生方のご配慮で、なんとか3年生に進級はしましたが、完全に回復したとは言えない体でも受験期に突入せざるを得ませんでした。

無理はするな。

そればかり言い続けていました。

今でも、親として早く気づいてやれなかったこと、そして薬に対する注意が足りなかったこと、わびる気持ちばかりが蘇ってきます。

有名な先生だから安心ということもない。そんなことも思い知らされました。信用しすぎは禁物。

あくまでも自分の体を守れるのは、自分しかいないのです。

 

薬は毒でもある

あのときに薬は怖いということが強烈にインプットされました。

漢方薬が優しいなんて、単なるイメージでしかありません。

植物には優しそうな印象があります。植物から作られた漢方薬なら、きっと体に優しいはず。そんなイメージを持ってしまいます。

もちろん症状が改善されることもあるのですが、一歩間違えば、毒にもなりうることも確かです。

次男の担当医は肝臓専門の先生。

「漢方薬で死ぬ人もいる」とおっしゃっていました。漢方薬での肝臓トラブルは、実はよくあることだそうです。

どんな薬でも、毒になりうる。それはサプリメントも同様だと、わたしは思っています。

「ウコンを飲み始めて3カ月で死亡」の記事の最後に内科医の名取さんはこう書かれています。

健康になりたいのならサプリメントには頼らず、バランスのよい食事、適正体重の維持、適度な運動、お酒を飲み過ぎない、たばこを吸っているなら禁煙といった当たり前の対策を無理なく行える方向にコストをかけることを、個人的にはおすすめします。

記事より引用

口から入れるものは、要注意。記事を読みながら改めて思ったしだいです。


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りっつんブログが本になりました。

経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

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8 件のコメント

  • りっつんさん おはようございます

    息子さんが入院された時の、りっつんさんのお気
    持ちを想像して、胸が苦しくなりました。
    ウチの息子も大人になるまで何度か入院したこと
    がありますが、心配と自分を責める気持ちで、夜
    も寝れなかったでしょ。
    今も息子は、体調で心配なことがあれば私に言っ
    てきます。
    普段は全く愛想が無いんですけど(笑)

    高いサプリは止めました。お守りでしたから。
    その分りっつんさんを見習って、寄付をすること
    にしました。

    • 相棒さん

      おはようございます。

      この息子、幾度となく、心配をかけてくれます(笑)
      何度か入院しています。ほとんどは怪我でしたけれど。

      わたしもサプリを何種類か飲んだことがあります。
      しかし、効果も感じられず、続けられませんでした。
      値段も安くはなかったので。
      効果が感じられないくらいならいいけれど、
      死んでしまったら、こりゃ、大変なことですよね。

  • りっつん様、息子さん大変な時期をお過ごしになりましたね。
    その後何事もなくてよかったです。
    私もNOサプリメント派です。
    今まで何度か試してみたもの、いまいち効果を実感することができなかったというのが
    表向きの理由ですが、毎日欠かさず飲むというルーティーンに組み込めなかった自分のズボラさが
    一番の理由かも。

    ちょっと話はずれるかもしれませんが、比較的若い時から白髪体質の私。
    カラーリングを繰り返した髪のダメージが気になり、行きつけの美容室に相談したところ
    ヘナを勧められました。色の選択肢は限られるけれど、通常のケミカルなカラー剤より断然髪には
    いいとのこと。ただ「合わない人もいるのでパッチテストを絶対してください」ということで
    パッチテストを腕の内側でしてもらったのですが、….見事かぶれました。
    ほんの小さい面積だったのに悶絶するほどのかゆみ。これが頭皮だったかと思うとパッチテストを
    してよかったと思いました。その後、他のハーブ系のカラー剤もダメだということがわかり、
    自然のもの=身体によいという図式は必ずしも成り立たないのだなぁと思いました。
    最後の内科医さんの言葉に頷くばかりです。

    • kotoさん

      おはようございます。

      わたしもヘナ、ダメなんです。
      頭皮が痒くなってしまいました。

      植物が体に優しいという思い込み。
      自然には怖い植物もたくさんあるのに、
      なぜなんでしょうね。
      トリカブトとか、毒キノコとかね。

      ケミカルカラーを始めて20年以上。
      髪の毛に対しては悪いなあと思いますが、
      なんとか続けられているので、
      それほど悪いものでもないのかもと。
      開き直って、染め続けます(笑)

      ダメージはシャンプーによることも多々あります。
      ぜひ「シャンプー 成分解析」などで、
      使っているシャンプーの成分を確認してみてください。
      洗浄力が強すぎるのが、一番髪にはダメージを与えるようです。
      シャンプーは毎日のことですからヾ(@⌒ー⌒@)ノ

  • お試し、送信できましたので、本文に入ります。

    今年は、コロナ禍で自分の健康に特に敏感になり、サプリメントもCMの
    インパクトに影響されて、お試しを何回か注文しました。
    未だ定期購入に至っていない自分を褒めています。

    私が心配するのは、「依存性」です。

    だから、自分が気持ちいいと思う事(食事、運動、趣味、その他)を続けて
    健康保持に努めたいと思っています。

    その昔、漢方薬を何万円も出して買ったのに、煎じるのが面倒で、結局
    カビだらけにしてしまったバカな親でもあります。

    • しばふねさん

      おはようございます。
      「依存性」も怖いですね。
      万が一、そういう物質を入れられていたとしたら・・・。
      疑い深いので、テレビを見ながら、想像したりして。

      煎じる漢方薬、部屋中がすごい匂いになって、
      わたしも挫折した経験があります。

      めんどくさがりも、時にはよかったりしてね(笑)

  • 私は、肌荒れがひどく(20越えてからのストレスニキビ)一時、漢方をのみ、(3ヶ月)劇的にきれいになりました、
    皮膚科で処方されたもので保険適用でした。
    ツムラの荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)です。

    しかし、この記事を読み、なんともなかった事を感謝してます。

    • おみちさん

      おはようございます。

      治ってよかったですね。
      わたしも先日、お腹の薬を漢方でいただきました。
      効きました!
      先生は、症状が治ったら飲まなくてもいいとおっしゃるので、
      1週間で服薬をやめました。
      できるだけ薬に頼らない生活がしたいものですよね。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    りっつん

    1957年生まれの60歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。好きなミュージシャンは山下達郎。 時々、3歩あるくとすべてを忘れる「とりっつん」に変身してしまう。