未亡人になったばかりのまーごさんへ

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更新が滞っているのに、たくさんのコメントをいただいております。

温かい気持ちをいただき、本当にありがとうございます!

さて、そんな中に、昨日は、未亡人になったばかりという方からのコメントが入っていました。

コメントをくださったのは、38歳のまーごさん。

2ヶ月前に夫を亡くされたというまーごさんには、まだ幼い3人のお子さんがいらっしゃるそうです。

このブログから、希望みたいなものを少しでも感じていただけたようで、本当によかった!

きっと大丈夫!

手を貸してくれる人は、必ず、います!

ふっと4人でのごはんの風景が浮かんできました。今日は、何の話をしながら、ご飯を食べたのかな。

自分の姿を重ねてしまいました。

 

こんなに若かったんだ

最近、未亡人としての暮らしを思い出すことが、よくあります。30年も前のことなのに、その思いが、ふっと蘇ってくるのです。

それは、息子たちの年齢が、夫の年齢付近にあるからだろうと思います。

夫が亡くなったのは38歳で、わたしは36歳でした。

当時は客観的に自分を見るなんて余裕はありませんでしたが、息子や嫁たちの姿を見ていると、わたしが未亡人になった時は、こんなに若かったんだと、驚いてしまいます。

そして、いろんな思いがよぎっていくのです。

幼い子どもらと別れて、1人で逝かなければならなかった夫は、どんな気持ちだったのだろう。

そして、それをわたしはどんな眼差しで見ていたのだろう。

答えなんて、出るはずもないのに。

そして、そんな思いもすぐに消えて、今の暮らしに没頭してしまいますけれど。

 

人生は理不尽なことだらけ

自分の身に起きたことは、受け入れるしかないのです。

降りかかった出来事に対して、どう対処していくのか。そして考えうる最善の策は何か。

そんなことを考えながらの、日々でした。

そうして、1日1日を生き延びてきました。

生き延びるというと、大袈裟に聞こえますけれど、これが実感です。

夫の死で学んだこと、それは人は死ぬということです。これこそが理不尽の極みというもの。

その時がいつなのか、そんなことは、誰にも分からない。

もちろん、わたしが行き着くところも、あの世。

こんな理不尽な世界に生きていると、不安に思うことも多いものです。

なにしろ、自分の思ったとおりには行かないというのが大前提ですから。

ああなったら、どうしよう。

こうなったら、どうしよう。

わざわざ不安をかき立てて、寝られなくなることも(笑)

でも、そんな時のわたしの対策は一つ。

とにかく、目の前にあることに集中して、一つ一つ片付けていくことです。

余計なことは考え過ぎない。とにかく目の前のことを片付ける。

そして、その積み重ねが、自分を作ってきたのだとも思っています。

 

時間は止まらない

子どもたちに、ご飯を食べさせて、お風呂に入れて、寝かせて・・・。

ふう〜。はあ〜。

どれだけ、ため息をついたでしょうか(笑)

あの頃は、その時が、永遠に続くようにも思いました。

しかし、そうこうしているうちに、あっという間に時間は過ぎていきました。

そばにいたと思っていた息子たちは、いつの間にか完全なる大人に変身していました。

そして、なんと、孫にも会うことができました。

しかし、かわいい孫との親密な付き合いも、ほんの一瞬のことだと、身にしみて感じています。

5年ほど前までは、別れるたびに「ばあば!」と絶叫して大泣きしていた孫娘たちも、今では自分の世界に夢中で、ばあばの存在なんて、どこへやら。

今「ばあば!」と慕ってくれている孫息子との時間も、それほど長くはないことは容易に予想がつきます。

子どもたちとの時間も、永遠ではないのです。

3人のお子さんのいるまーごさん。

きっと振り回されて大変な時だと思いますが、今だけだということを頭の片隅に置いて、今のこの時間を味わってください。

子どもというものは、母親の姿をちゃんと見ているものです。

親の生き方や考え方を、言葉ではなくて、その行動で見抜いているものです。

一生懸命に自分たちのために動いてくれている母親の姿を、子どもたちは絶対に忘れることはありません。

 

一番は大事だと思うこと

自分を守れるのは、自分だけです。

子どもたちももちろん大事ですが、子どもたちはいずれ離れていきます。

子どもを手放すことこそが、子育ての最終形だと思っています。

時間の流れるスピードというものは、どんどん加速していくもの。

子どもが中学生になるころには、相当なスピードになっています。

わたしは目に見えないものの存在も信じています。

わたしの夫は見えなくなっただけ。

まーごさんの夫も、見えないだけ。いつもそばにいることを感じることがあるはず。

だけど、そのことに縛られ続けることもないのだと、未亡人生活を30年も送ってみて、思っています。

この先になにが待っているのか。

それこそ、神のみぞ知る、です。

また、大切な人と出会うこともあるかもしれません。

どんな変化にも乗っていける人になること。

これがわたしの目指すところです。

そして、今、そんな目標が、ほどほどには達せられていることを実感できています。

おかげさまで、大きな変化を経験しましたが、元気で暮らすことができています( ̄^ ̄)ゞ

まーごさんも、30年後には、こんなこともあんなこともあったねって、笑って話せるばあばになっていること、予言しておきます。


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りっつんブログが本になりました。

経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

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15 件のコメント

  • 昨年、突然、未亡人になり、りっつんの本に救われた私です。

    気がつけば、私の周りに8人も未亡人がいました。
    お互い、程よい距離感でお付き合いしてくれていることが感謝でなりません。

    渡辺和子先生の
    置かれた場所で咲きなさい❗️
    今を受け止めて、ささやかな花を咲かせたいなぁ。

  • りっつんさんへ
    長くブログを拝見出来ず、心配しておりました。本日、りっつんさんのブログが更新され舞い上がる気持ち‥。

    今月の下旬に、夫が亡くなって3年が経ちます。
    あの頃のどうしようもない気持ちをりっつんさんのブログがいつも和らげてくださいました。
    りっつんさんの言葉をノートに書き写して、読み直したりします。
    ひとつひとつずつですよね‥。
    私も、あの頃よりは少しだけ強くなりました。

    お会いしたことはないけれど、りっつんさんは私にとって大切な憧れのお姉様です。
    こんな風に時々でも、ブログを拝見出来たらと思います。
    またお待ちしてますね。

  • りっつんさん、おはようございます。
    まずは安心しました。この一言に尽きます。
    これまで欠かさず更新されていたので何かあったに違いないと思いました。
    けれど、今日の更新を見て安心しました。それで十分です。

  • お久しぶりです。エッセイを読んでいるようでした。

    りっつんブログを読んでいて、未亡人という言葉に引け目を感じていました。
    離婚、それは自分の決断によるもの、未亡人は、それこそ理不尽なお別れ。

    だから、どこまで行っても平行線のままなのだろうと思いつつも
    いままで読者で来ました。

    毎日更新ではなくても、りっつんブログ続けていただけたらと思っています。
    無理せずに。

  • お久しぶりのブログ狂喜乱舞しております。
    そして内容に涙と共に勇気と感謝の気持ちで
    いっぱいになりました。
    ありがとうございます
    この気持ちを表す文章力の無さに歯痒い思いです‼️

  • 私も毎日こちらのブログ拝見してたので、
    更新されてホッとしました。
    体調悪いのかなぁ?お義母さんのこと?
    とか色々勝手に考えてました
    私もずっと前コメントさせてもらったのですが
    その時は悲しくても、時間が解決してくれました。
    9年前の38歳の時に未亡人となり、
    高校一年生だった息子はもう社会人。
    おかげさまで今は良き理解者のパートナーもでき
    いいことも悪いことも
    人生何が起こるのかわかりませんよね。
    口角上げてニコニコ、朝起きれたことから、
    無事に1日終えてお布団に入ることに感謝し
    過ごしています。
    まーごさんも今は大変だろうけど
    きっと時間が癒してくれるかと思います!

    しかし、りっつんさん〜〜
    更新してもらいありがとうございます!

  • りっつんさん、久々のブログ、とても楽しみに待っていました!(⁠人⁠*⁠´⁠∀⁠`⁠)⁠。⁠*゚⁠+
    そして、びっくりするほど“今”の私の気持ちにぴったりで心にとても染み入りました。

    私も夫を亡くして4ヶ月と半分。もう?とまだ?が入り混じったような感覚です。これまで気を張って手続きに追われ、今は糸が切れたような感じ。急に恐怖と不安にかられていました。 

    りっつんさんが、書かれていたように、わざわざ不安を自分でかきたてていたのかもしれません。目の前のことを、一つずつ、終わらせて、今日を生き延びる、それしかないですよね。本当にそう思いました。

    この場をお借りしてまーごさんに 
    まだお若くしてご主人に先立たれ、小さいお子様もいらっしゃるということで、御心中、私ごときでは計り知れないことと存じます。
    もし、どなたか頼れる方がいらっしゃるのなら、頼って、助けを求めてください!お子様のことを考えると、ご自身の悲しみを後回しにしてしまうかと思います。悲しいときは悲しい、泣きたい時は泣きたいでいいのです。ご無理だけは決してなさらないでください。今はご自身を何よりも大切になさってください。

    関東圏も梅雨に入りました。りっつんさんもお体を大切になさってください。これからも不定期でもブログ、楽しみにしております。

  • 心配していました。今日は嬉しい!
    りっつんさんとは同世代。夫は9年前病に突然倒れ、以来介護の生活です。
    お会いしたこともないりっつんさんのブログを毎日拝読し、私もしっかり生きて行こうと励まされてきました。
    今日のコメントも同感!と感じること多々です。
    お元気そうでホント安心しました!

  • こんばんは(^^)
    日参しております。
    本日すずらんから紫陽花への衣替えを目にして、しみじみと幸せな気持ちになりました。
    やはりご自分の氣持ちを尊重しながらやっていってらっしゃるんだと蔭ながらうれしく思いました。
    私がコメントを書くのはもう、趣旨から外れるからとご遠慮していたのですが、
    今日とてもうれしかったので、
    ひと筆認めました( *´艸`)
    どうぞお元気で!

  • 嬉しいです。
    おめにかかれて。
    本日のブログは誰にも当てはまるとおもいました。
    境遇は違えと、人生は理不尽。
    確かにです。
    またお目にかかりたいです。
    トレーニングのことも話題にだして下さるのをお待ちしてます。
    スクワット、りっつんさんの回数を越えようと200回挑戦してます。

  • こんばんは。昼休みにりっつんブログ更新を確認!午後から仕事はパワーアップ!それくらい嬉しい更新でした。四年前に未亡人になった時、どうしようもなく不安で不安で誰にも理解してもらえない気持ちに決着をつけてくれたりっつんさんのブログ、あの時の気持ちをまーごさんも体験されたのかしら?
    きっとどうにかなります。この私でさえどうにかなってきたんですから!ってお伝えしたいです。りっつんブログは、バイブルのように何回も何回も読んでいたなぁ。ほんとに親戚の叔父や叔母、従姉妹や実弟より頼りにしていました。最近、また人生ネガティヴ思考になっていたので、とにかく目の前の事をかたづけながら、一日一日を生きいけばいいだけですね!余計な事は考えず、余計な事も言わない!久しぶりのりっつんブログから心にたっぷり栄養をもらいました。ありがとうございました。

  • りっつんさん。
    更新されて良かった。
    何かあったのかな?と勝手に心配してました。
    あー、ホントに良かった。

  • はじめまして。
    りっつんさんのブログに元気と勇気と知恵をいただいている未亡人15年生です。
    まーごさんはまだ2ヶ月ということで、その頃私はどうしていただろう?と思い出していました。
    私もりっつんさんと同じで、その日その日を生き延びることで一生懸命だったと思います。
    私が今やらなくちゃいけないことは、食べて寝て、生きることと思っていました。
    夫が亡くなり半年ほどたった頃でしょうか、寝る前に娘たちと『小さなしあわせ報告会』を始めました。
    テレビで女優さんが言ってたんです。
    辛いことがあって人生どん底の時に、毎日ほんのちょっとでも幸せと思えることを探して報告しあう。それを続けて何とかどん底から這い上がれた、と。
    なんでもいいんです。
    朝寝坊しないで起きれた、ご飯がおいしかった、花がきれいだったなどなど…
    布団に入ってから、1人3個ずつ報告しあいました。
    はじめは時間がかかっていましたが、なれてくると3個なんてあっという間で、今日は5個でもいい?という日も。
    そのうち1人10個くらいになっていた気がします。
    幸せのハードルを下げると、今まで当たり前だと思ってたことでも、すべて幸せなことだと思えました。
    あの時テレビで『小さな幸せ報告会』を教えて下さった女優さんがどなただったか忘れてしまいましたが、私は本当に救われました。
    今となってはみんなどんなことを言っていたかほとんど思い出せないのですが…笑
    最近子どもたちも自立してうれしくもさびしい日々なので、『小さなしあわせ1人報告会』始めようかな、なんて思いました。

  • りっつんさま

    久しぶりの更新を見て、心から嬉しく、なによりホッとしました。
    ブログの内容もとても響きましたが、同時にりっつんさんの存在が私の毎日に活力をくれていたことを改めて感じました。
    今はただそんな感謝の思いを伝えたくて。
    ありがとうございます。

  • このブログにパワーをいただきました。
    68歳で2月より心身ともに彷徨っているものです。

    自分の身に起きたことは受け入れるしかないのです

    とにかく目の前にあることに集中して余計なことは考えすぎない。
    一日一日を生き延びる。

    自分を守れるのは自分だけです。

    今の私にとって珠玉の言葉が並んでいました。
    涙がとまらない日もありますが、これが私の人生、覚悟を決めて残りの人生生きてみます。
    ありがとうございました。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。