わたしは50歳の時から1人で暮らしています。
子育てが終わって、自分だけの暮らしに舵を切ることになったあの頃。
いろいろな不安が頭のに中でうずまいていました。
一番の不安はお金のこと
数ある不安の中でも、一番の不安は何だったかといえば、
夜の闇でも正体不明の物音でもなく、
それは、お金💰
ちょうどその頃に収入が激減するという事態に見舞われたことが、お金のことを見直すきっかけになりました。
わたしの仕事は身分の保証のない完全出来高制です。なので単価が下がると大問題!
これから、お金、足りるのかなあ。と、不安、不安、不安。
どこか別の働き場所を探そうと思ったり、なくなったら、歩きまくって死ねばいいかなんて大真面目に考えたり。
それまで、息子たちを育て上げることに精一杯で、自分が年をとっていくなんて真剣に考えたこともなく、どんぶり勘定でやっていたことを、猛反省!
何しろ浪費家ではないものの、うやむやにお金を使うのは得意ですから(笑)
以来、試行錯誤の10数年を経て、不安を感じない家計の運営にたどりつきました。
家計管理もやってみると、なかなか面白い世界です。
支出を2つのルートに分ける
現在の家計管理は、とてもシンプルです。
収入から支出まで、完全に2つのルートに分けています。
【基礎生活費】と【ゆとり費】
- 日常生活の維持に使う【基礎生活費】
- 余裕があったら使う【ゆとり費】
何に使うお金なのか。何に使おうとしているのか。それを考えて使うカードを選択する仕組みにしています。
この2つは入金の段階から分けてあります。そしてその口座に紐づいているクレジットカードと財布も2つ。
こうして見える形にしているので、頭の中も、財布の中も、とてもスッキリしています。
おかげで、お金のことを考える時間が減りました。
【基礎生活費】の入金と出金
【基礎生活費】の月の予算は11万円です。
年金の金額が11万円ということでの設定です。
“働かなくても確保できる11万円で暮らしを維持する”
この範囲内で暮らせれば、死ぬまで大丈夫(という予定)
【基礎生活費】の支出内訳は以下のとおり。
- 住居費・・・5000円 (固定資産税6万円を月割り)
- 水道・光熱費・・・14000円(昨年の経費合計を均等割り)
- 保険料・・・1500円(火災保険)
- 通信費・・・2980円
- 食費・・・20000円
- 日用雑貨費・・・4000円
- 医療費・・・700円 (歯のメンテ用。年間費用8000円を均等割り)
- 雑費・・・10000円
- 被服費・・・5000円
- マッサージ代 10000円
- 美容院代 10000円
- 化粧品代 5000円
合計 88,180円
食品や生活雑貨などはスーパーやドラッグストアでクレジット決済。まとめて買うようにしています。
現金に触れることなく、そのまま口座から引き落ちるので、手間なしです。
食費が2万円を超えることも、ほとんどありません。
特売品など他店での安い店を探すことをしないので、割高かもしれませんが、週に一度くらいしか買い物しないので、無駄買いはあまりないです。
現金払いは歯のメンテナンス代とマッサージ代くらい。それから近所の和菓子屋さんの団子代くらい。
現在、固定資産税以外の税金については、【ゆとり費】で管理しています。
それは、所得税も住民税も健康保険税も収入の額に応じて支払う仕組みになっているからです。仕事をやめれば、それらの税金はほぼなくなります。
【基礎生活費】は働かない暮らしを前提にしているので、それが別管理にしている理由です。
【基礎生活費】が少ない理由
【基礎生活費】が少なく抑えられているのには、こんな理由だろうと思います。
- 住居費が少ない
- 車の維持費がかからない
- 保険などに加入していない
- 通信費が安い
- 外食が少ない
入っている保険は火災保険のみで、生命保険も医療保険も入っていません。
医療保険は国民健康保険で十分だと考えています。
この世には、わたしが死んでも困る人はいないので、生命保険もとっくの昔に解約済み。
固定電話もなければ、家の中にwifiも飛ばしていません。スマホからのテザリングでネットに接続して、このブログも書いています。
【ゆとり費】の入金と出金
さて、もう1つのルートは【ゆとり費】です。
【ゆとり費】は生活するためには、直接には関係がないものに使うお金です。生活をより豊かにするためのプラスアルファの支出。
ここから出しているのは、交際費、趣味、習い事、ちょっと高価な服、寄付、旅行費などなど。
こちらは、働いて得た収入で成り立っています。
いまのところ、働ける限りは働くつもりでいます。
それはお金のためということもありますが、少しでも社会参加していたいという願望が一番の理由ですが。
【ゆとり費】には、Suica機能つきのクレジットカードを紐付けてあります。
このカードが1枚あれば、手元に現金なかったとしてもで、国内どこでも移動可能で買い物可能です。
タッチするだけで、バスにも乗れる、電車にも乗れるのですから、Suicaつきのカードほど使い勝手のいいクレジットカードはありません。
趣味もカメラ撮影くらいで、さほどお金はかからず。習い事のピアノもいまは中断中。
年賀状のやりとりさえもないほど交際範囲は狭いし、積極的な親戚付き合いもしないので、交際費もほぼかからず。
息子宅に行く交通費と、孫たちに使う程度です。あとは、洋服代くらい。
もし【ゆとり費】に入金がなくなっても、生活には支障なし。
働けないほどの身体になったら、行動範囲ももっと狭まるだけで、困ることはありません。
まとめ
老後のお金に関しては平均2000万円が必要などと言われていますが、平均的生活って何?と思っているので、当然当てはまるとも思っていません(笑)
家計を見直す前の月の支出は20万円ほどでした。
もし仕事をせず、年金だけで暮らすとしたら、1年で最低でも120万円不足が生じます。
もし今後30年生きるとすると、生活できなくなってしまうじゃん。
そもそも、平均値なんて、机上の数字。実態はないものです。
そんなことを世間が決めた金額に踊らされず、自分の生活スタイルに合わせて考えればいいだけ。
もやもやした不安の元は、働いているし、大丈夫だろうという根拠も計画もない無駄金遣い。
うやむやし支出をやめれば、大丈夫、暮らせる。
【ゆとり費】を閉じればいいだけ。
いまは、そういう結論に達しているので、不安は消えています。
口座を整理して、入り口と出口の感覚を持つだけで、お金の管理はとてもシンプルになります。
こうしてルートを分けただけで、頭の中を整理整頓することで、お金の流れは明瞭になり、節約もできています。
どういう暮らしができなくなることが不安なのか。
その不安の正体を見極めることが分かれば、改善への道が見つかります。
家計管理は言うほどには簡単ではなくて、成果が出るまでには時間がかかるもの。
一朝一夕にはいかないので、自分のスタイルになるまで、繰り返しの改善を重ねることが必要です。
お金は、とっても便利です。
お金で買えないものもあるけれど、お金で解決できることは多いです。
知人が書いたお金の本。ベストセラー本になりました。
これからの時代を生きていく人には、とくにおすすめです。
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こんにちは。私も昨年から家計の見直しはじめました。使わなけば…と思いつつ、なかなか笑
りっつんさん、歯のメンテナンスはどういうのをされてるんですか?
先月、とうとう奥歯抜歯しなければならなら状況になり、すぐに決断できなかった笑
だって入れ歯泣、歯の手入れをおろそかにしておいて、自業自得なのですが…残りの歯を1日でも長く自分の歯で入れるように、歯には気をつけ始めました。
きよさん
おはようございます。
使わなければ、減らない。
これは、目から鱗の真実です(笑)
歯は、半年間隔で、定期検診をしてもらっています。
歯石をとるクリーニング。
不具合の出てきた場所の治療などです。
いつもめんどくさいなあって思います。
でも、大事になってからだと、さらに手間がかかると思い、
えいやっと予約しています。
はじめまして。
リベ大 両さんのYouTubeを見て
“りっつブログ”を知りました。
いくつかブログを拝見して
優しくて温かくも楽しいブログに魅了され、
すぐにKindleで
『未亡人26年生が教える
心地よい ひとり暮らし』
を購入させて頂きました。
(これから読ませて頂きます)
アラ還の私もブログを始めようと、
リベ大のYouTubeを見ながら何とかWordPressの設定が出来た…カナ?という所でした。
はじめてのご挨拶の場で大変失礼だとは思いますが、ブログを始めるにあたって、お聞きしたい事があります。
この場でお聞きしても よろしいでしょうか?
ゆいさん
はじめまして♪
本を買っていただき、ありがとうございます。
ブログに関しては、システムなどについてはからっきしダメです。
書き方とか、そういうことに関してなら、お答えできると思います。
トップ画面の動く画面に「ブログの書き方に関する記事を何本かあげてあります。
時間のあるときにでも、参考にご覧いただけらと思いますヾ(@⌒ー⌒@)ノ