「ニューヨークキャラメルサンド」東京大丸にて、待ち時間は100分!

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東京大丸を通りかかるたび、ずーっと気になっていたんです。

「ニューヨーク・キャラメル・サンド」というお菓子を買うための列。

いつか列が切れたらと思っていたけど、、何年たっても途切れない。

ニューヨークで流行ってるのかニャン。

きっとベタベタの甘さだろうニャン。でも、いつかは食べてみたいワン

 

「ニューヨークキャラメルサンド」の列に入る

街歩きを楽しんでいたこの日。大丸の前を通りかかったら、列がさらに延びていた。

10日前に通りかかったときより、列が一段と伸びている。どういうこと?

思わず顔を見合わせるワンとニャン。

マスクワン
並んでみようかワン?

「最後尾」というプラカードを持ったお姉さんに「何分くらい並びますか?」と聞くと「ここから80分くらいです」とのこと。

マスクニャン

時間はあるし、話のネタになるニャン

2人なら途中で交代してもいいもんね。

人生初の「お菓子のために並ぶ」

という修行が開始され、同時にワンとニャンの心の旅のはじまり、はじまり〜。

 

列に並んで、10分経過

大丸店内ではなく、大丸の壁づたいに並ばされる。駅に向かう人たちは「何の列?」という顔で通りすぎていく。

「ニューヨークキャラメルサンド、おいしいですよお~」

教えてあげたいが、まだ食べたことがないので、宣伝はできない。

お姉さんにもらったチラシを見ながら、どれをどれだけ買おうかと、期待に胸躍るワンとニャン。とても元気だ!気も大きくなっている。

「たくさん、買うよ、ワン!ワン!ワン!」

ワンはこの日、紺色のコートを着ていたので、フォントカラーを合わる。

「わたしも買うよ、ニャン!ニャン!ニャン!」

※ニャンはこんな色のコートを着ていた。

ハイテンションなワンとニャン

この時点では、ワンとニャン「万円レベル」の購入を予定していたようだ。

 

列に並んで、20分経過

ひまなので、ワンはチラシを隅から隅まで読んでいる。

ニャンは読まない。老眼鏡を出すのがめんどくさいから。

話はしない。誰がどこで聞いているかわからないから。個人情報に関することなどは、語り合えない。話題選びは難しい。

突然、チラシを見ていたワンが言った。

「こんなことが書いてあるワン!」

10万円まで買うことができます

お菓子に10万円?

このお菓子って、そんなにすごいの。

10万円も食べる人がいるの?

「テンバイヤーとか、いるかもワン」

※テンバイヤー⇒転売屋さん

で、周りを見渡してみると、確かにそれらしき人がいる。ワンとニャンは目と目で会話する。

「あの人たち、きっとそうだ」(心の声)

このお菓子は、東京大丸と羽田空港でしか売ってないという限定商品

公式なネット販売もないようだ。だから買って送るサービスを展開している人たちがいるようだ。

チラシを読んで気づいたことが、もう1つあった。

製造元は東京玉子本舗

ええっ?

ニューヨークから輸入されてる菓子じゃないの?

東京玉子本舗ってどこかで聞いたことあるよね。

“ごまたまご”の製造元?

列はもくもくと進む。

並んでいる人は、男性も多い。

若い人より中年くらいの人たちが多い。年よりはいない。

体力と忍耐が備わっていないと、並べないし食べられないお菓子なのだ。

 

列に並んで、30分経過

ワンが時計を確認する。

30分か経過して、いくぶん元気に陰りが見えた。

「ワンちゃん、何箱にするのか、決めたか、にゃん?」

この時、ニャンは買うモノがほぼ決まろうとしていた。

最初はたくさん買おうと思ったけど、2箱でいいかなと思い始めていた。

そしてベーシックな菓子だけにすることに、決まりかけていた。

実はお菓子については、なかなかにうるさい女である。

こういう時には、まず一番基本的なモノを買う。

なんだかんだ言っても、基本的なものが一番おいしい。それは過去の経験から導き出された法則。

2箱の内訳

8個入り・・・りっつんのもの(まじ専務と分ける)

12個入り・・・日ごろネタを提供してくれる嫁への捧げもの

ワンからはこんな答えが返ってきた。

「1箱にする。しょせんお菓子だワン!」

ワンもニャンも30分も並んでいるうちに、極めて冷静になってしまった。

並ばせすぎると、売り上げが落ちる危険をはらむこともある。

 

列に並んで、40分経過

だんだん笑顔がなくなってきたワンとニャンである。

お姉さんに言われた時間の半分が経過した。まだ、壁づたいだ。大丸の店内まではまだ距離がある。

「ここで、半分か・・・ワン

「なんか腰が痛くなってきたワン」

「背を反るといいニャン」

ワンとニャンは背を反って、簡易体操を開始する。

「太ももの横をたたく&押すといいニャン」

ここで花ちゃん秘伝の技を教える。

腰の痛みは、

太ももや臀部がこっていることが原因の場合がある。

ワンもニャンも常々こんなに立ち続けることはない。太ももが悲鳴を上げ始めたに違いない。

がんばれ、もう少しだ。

列は少しずつでも動いていく!

いつか、必ず買える時は来る。神は越えられる試練しか、与えないものだ。あ~めん。

 

列に並んで、60分経過

このあたりになったら、まったく会話は途絶えてしまった。ワンともニャンとも言わなくなってしまった。

お姉さんが言った80分まで、あと20分だ。

だけど、どう見ても、あと20分で大丸の店内に入れるようには見えない。もう少しかかりそうだ。

「ニャンは、列を離れてもいいワン!」

思いがけないワンからの提案。らっき~。

「じゃあ、交代ということでニャン」と、ニャンはそそくさと列を離れる。

 

80分経過 そして、ついに!

少しブラブラして戻ってるみると、ワンは店内に入っていた。しかし、大丸店内に入ってからも、道は続いていた。

ここからの道はかなり厳しい。

きっちりロープに囲まれている。

横入りなど、絶対にできない厳戒態勢が敷かれている

ワンはそのまま並ぶと言うので、ニャンはワンを見守ることにした。並ぶ人の顔は、みな険しい。真剣そのものだ。

100分後!列からの開放!

1時間40分。

疲れ果てた。心の揺れ動いた100分だった。

ワンとニャンの時給を乗せると、けっこう高額なお菓子だ。

ニャンの関心事

並んだ人たちの平均購入額

並ぶ時間と購入価格の関連性

ニューヨークキャラメルサンドの味については、また後日。

続編、できました!

ニューヨークキャラメルサンドは「ニューヨークのかほりがする」という。

2018年12月22日

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経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

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2 件のコメント

  • ニューヨーク・キャラメル・サンドは正規ルートでの通信販売はしていませんね。
    ところが、Amazonとか楽天では普通に販売されています。出店者を調べてみると、
    「電話での対応はしていません」
    とか、本社は青森市だとか怪しいものばかり。
    完全に転売屋さんの稼ぎどころになっているようです。
    でも、地方にいて買いに行けないとか、体力的に100分も並べない方たちにとっては有難い存在なのかもしれません。
    「人が困っているところには商機がある」
    とするならば、一概に転売屋を責めることはできないのかな。複雑な思いです。

    • ストラトスさん。

      おはようございます。

      Amazonを見ました!さりげなく普通に販売されていますよね。
      そんなことが許されているとは思いませんでした。
      世の中はこんなふうにして、まわっているのでしょうか?
      なぜ公式通販がないのでしょうか。とても不思議です。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。