昨日、ピアノの調律をしてもらいました。1年ぶりの調律です。
調律後は音が違う
ピアノは弾く弾かないにかかわらず、徐々に音が狂ってきます。
毎日弾いている時には気がつかないのですが、調律をした後で弾くと、前日までの音が狂っていたことがよく分かります。
だから、ピアノでは絶対音感は育ちにくいと言ってる人もいます。毎日ずれた音を聞いてしまうためです。
絶対音感を育てるのには弦楽器のほうがいいのは間違いないかも。
調律後は、和音がきちんとそろうので、絶対音感が怪しいわたしでも、気分がいいです。
上達したわけはないのに、うまくなったような錯覚を覚えます。
特に低音がきちんと出てくれると、満足度がアップします。
調律にかかる時間は1時間半ほど。
調律師さんが、ピアノの中を開けて音のひずみを調整をしてくれます。
しかし!
調律中のばあさん猫の慌てぶりはたいへんなものです(笑)
ばあさん猫が最も嫌いなイベントは、たぶん「ピアノの調律」。
知らない人は怖いし、知らない人がピアノをポンポンたたくものだから、家の中を逃げ回って、最終的には屋外逃亡です。
調律か終わって、ボロンボロンと久しぶりにピアノを鳴らしました。
う~ん。いい感じ。
お義父さんが買ったピアノ
このピアノは夫の父親が夫のために買ったものです。
夫が大学に入って男声合唱団に入った時に、お義父さんが買ったもの。当時、夫はすでに20歳前。
夫はバイオリンを習ったことはあっても、ピアノは習ったことはなかったので、ほとんど弾けなかったのに、買った。┐(´~`)┌
お義父さんは「歌うためには、音合わせが必要だろう」と買ってくれたのだそうです。
もちろん、夫が弾くことはなく、夫以外にも誰にも弾かれなかったピアノ。
結婚する前に夫の家に行った時、お義父さんが「弾いてみてくれ」というので、弾いたのですが、たぶん、わたしが初めて「曲」を演奏したかもしれません(笑)
お義父さんは「ピアノが無駄にならなくてよかった」と喜んでくれたことを思い出します。
だいたい、弾ける人がいないのにピアノを買うということが「?」です。
お父さんは息子が合唱団で歌を歌うということが、本当にうれしかったみたいです。なかなか有名な合唱団でしたので。
結婚後、即、わたしたちの狭い家に送り込まれたピアノ。
ほとんどわたしのためのピアノ。
あれから35年ほどが経ちました。やっぱりわたしだけがカタカタ弾いています。
お義父さん、ありがとう。
練習にはコンコーネ
指慣らしにはハノンとか練習曲は弾きません。
練習曲は嫌いなんです(笑)
いやいや、大嫌いです。
夫が使っていた声楽用の楽譜を指慣らし用に使っています。1曲が短くて、しかも曲としてきれいなので好き。
この楽譜も、一応形見というのでしょうか。
結婚してから、夫の歌によく伴奏をつけていました。当時はカラオケもまだ普及前だったので、ピアノ伴奏が一番手っ取り早くて。
クラッシックだけではなくて、さだまさしとか、ポピュラーソングとか。
適当に伴奏つけていました。
コードさえあれば、今でも何とかなります。コードは楽譜を読むより簡単なので便利です。
ピアノは楽しいです。唯一の趣味です。
中学時代に覚えた曲は、頭でなくて指が覚えているらしくて、わりとスムーズに弾けます。
しかし大人になって習得した曲はイマイチです。
まあ、年をとってもボチボチ何か弾ければ、もうそれで十分です。ヽ(^。^)ノ
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