ジングルベルに浮かされて、さまよい出たのは、町の中。
ジングル、ふ～らふら。
ベルベル、ふ～らふら。
あ！つかまっちゃった。
わたしはカモなんです。す～いすい。
Contents
バーゲンのお誘い
行きつけの店のO店長から連絡をもらったのは、１週間前。
O店長「バーゲンが始まる前に、バーゲン価格で対応します」
そう言われれば、やっぱ、行っちゃうよね。
「ど～も～こんにちは～」
いろいろと試着してみる。
ところが、気に入った物は新着のものばかり。
バーゲン価格にはならぬ物ばかり。
いつでも、そうなんだ。
バーゲンという響きにつられて出て行くんだけど、バーゲン除外品ばかり、欲しくなる。
たぶん、この店、そういう仕組みになってるんだよ。
と、いうか店長の思惑なんだ。あくどい商売してはりまんな。
そう思いつつ、毎度引っかかる。
引っかかって10年にもなると、もう、これがわたしのスタンダードである。
女は着る物一つで気分が上がったり下がったりするので、気に入った物に出合えれば、それでハッピーと、思っている。
スカート、ゲット
今回は、久しぶりにスカートをゲット。
いつなんどきデートに誘われるかわからないからね。
いつでも準備だけはしとくべし。これがいい女の心得なのよねえ～おっほっほ。
スカートに合わせて、トップスをチョイスすることにした。
O店長「これなら、あのワンピにも合うし、これはこの前のシャツと合わせるとグー！」
うんうん。確かにそうだね。そんなワンピを５年くらい前に買ったね。
わたしの持ち服をわたしより記憶しているO店長である。記憶力がないと店長は務まらないことを実感させられる。
O店長の言葉につられて、２枚ほど買うことに決める。
クローゼットの中でうたたねしている服たちを、生き返らせるアイテムでないと、わたしの財布が開かないということをO店長はよく知ってる。
着まわせることが肝心である。これは服を増やす時の鉄則。
この人とも何だかんだと、長い付き合いになってしまった。
さらに・・・
さて、若い店員さんが会計をしに行ってる間に、ふと、目にとまったのは、ダウンのコート。
あ・ぶ・な・い。
危険信号が点滅開始。
目を止めちゃ、いけないと思ったんだけど、止まってしまった。
わたしの視線を追ってるO店長が、即、ハンガーから外す。
素早い動作である。鋭い観察眼と身体的素早さがないと、店長は務まらないことを実感させられる。
「もうこれは１枚だけ。本当にラッキーだったね」
「わたし、ラッキーなの？」
「そうよ。今季はもう入ってくる予定はなし。」
羽織ってみると、軽くて温かい。しかもデザインがステキ。色も好み。
わたしより15センチ背の高い店長が、うしろに立つ。
「こうやって着る。そして雪が降ってきたら、フードをかぶる！」
と、おもむろにフードをかぶせる。
フードをかぶせられつつ、思う。
雪って・・・今年は降るの？
※ 埼玉ではそんなに雪は降りません。
「このフードがデザイナーのこだわり。ほら！かわいい！」
・・・もうかわいいって年齢じゃないってば。
「ねえ、膨らんで見えるよね？」
「見えない！それ、錯覚！」
錯覚なの？・・・膨らんで見えるのは錯覚なのぉ(・・?
ダウンはどうしても膨らんで見えがちだし、なんだかんだ、わたしはウールが好き。
それでも、数分着てたら、脱ぎたくなくなってしまった。
本当に着心地がいい。これもＯ店長の作戦だ。
「死ぬまで着れるかなあ」
「大丈夫！10年は着れる。軽いのはいいよ。」
死ぬまで10年か・・・・それなら、着るしかないよね。
ここのコートは10年着ても、劣化感が実に少ない。軽く10年はイケることは証明済みだ。
結局、お買い上げ。
バーゲン品は１点のみ。結局、何しに行ったんだか、よくわかんない。
「このまま着ていったら」
と、いうO店長の提案で、鳥の羽をまとって帰ることにする。
まんまと店長の思惑に引っかかったカモ一羽。ルンルンしながら帰る。
服が増えると、残高は減る。このカモは、この事実にまもなく直面する。
でもね・・・
今後、どれだけの服が着られるかなあなんて思うんですよ。
生きてるうちしか服はいらないよねって思うんですよ。
そして街はクリスマス。
わたしにだって、プレゼントがあってもいいよねって思うの。
はい。わかっております。
心の中でいろんな言い訳をしつつ、好きな服を買ってるってだけですね。ヽ(^。^)ノ
新しいスカートはいて、出かけたい！
ああ、出かけたい！
あああああああ、出かけたい！
ああああああああああ、出かけたい！
わたしには、新しい服を着る時のルールがあるんでごさいますよっ。
いつでも、どこでもいいってわけじゃないんですのよっ。
やっぱり、新しい服はテンション上がる。わたしはまだオンナかもしれない。
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りっつんブログが本になりました。
経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。
「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。
こんにちわ。りっつんさんのお気持ち痛いほどお察しいたします。かく言うわたくしもですね
ガンの術後２０キロ以上体重が落ち、今までの服が着れなくなったのを理由に好きな服を
買いあさり「残高」が悲惨な状態に陥っておりますが、「来年どれだけの服がきられるか」
「いまの内に好きな格好を思いっきりしないと後で後悔する」「がんの手術でがんばった自分のクリスマスプレゼントもいるよな」ってことでやらかしております。（大笑）
今日は我が家で（女だった）友人たちとクリスマス兼忘年会です。７０代一人、５０代後半二人
４０代後半一人です。年齢が少しづつ違うって面白いですよね。
たか20さん。こんばんは！
服を着るということに関しては、思う存分楽しみましょう。
今しかないんですからヽ（＾。＾）ノ
お札を体に張り付けても楽しくないけど、
お札を服に交換すればホント楽しいですよねえ～。
楽しそうなクリスマス会ですね。
ワイワイガヤガヤ。声が聞こえてきそうです。
やっとみつけた！ りっつんさん服を買うの記事
そうよね、そうよ！！生きてて元気なうちの楽しみよね。
パパを亡くして呆然の日々が続きました、娘に早く仕事復帰した方がいいよと復帰したものの、私だけが未亡人に、とメソメソしていたんです。
その時は、りっつん語録「人類初の‥」もしらなかったんで。
そんな時、1枚の素敵なベージュのムートンに出会いました。
セールでもないのに、ホンマにえーんか？
コレ着たらオシャレやでー。ほら、パパはいっつもママのオシャレが大好き言うてはったやん。パパにはセールで安かってん言うとこ。もーおらんでパパ。と、独りノリツッコミを三日ほど繰り返し、買いました‼️
そして私は心身ともに現世に復帰しました！
「札は着れないけど服にかえれば福がくる」りっつん語録carrieバージョン
オシャレcarrieの座右の銘にしますデス
carrieさん。
おはようございます！
みぼーーじんのりっつんです。
なんてったって、今欲しいものが一番なんですよ。
ご主人の「買っちゃえよ」という声が聞こえてきますよ。
「札は着れないけど服にかえれば福がくる」
こりゃ、名言です！
札を服に換え、町に出よう！なあんちゃって(笑)
服は大事。気分が変わりますものね。現役復帰、よかったですねヽ(^。^)ノ