いつもの空気と雲と、そしてベニカナメの剪定と。

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4月1日から始まった大家族生活、大移動の2週間。

家に戻ってみたら、やることだらけ。

「勘弁してよ〜」というのが口癖だった友人を思い出しました。

昨日も日曜日だというのに、あっちへ行ったり、そっちへ回ったり、用事が途切れないのが不思議。

そろそろ終わりが見えてもいい頃だけど、これがもう少し続きそう┐(´~`)┌

5月の半ばになれば、ひと息つけそうだけど、そのときには、また別の用事ができたりするのが、この世の常。そんなもんだよね。

 

カラスの気持ち?

そんな中での一番の安らぎは、自分の巣のにおいに包まれること。

ベッドの中に入って、自分のにおいに包まれる安心感。

カラスがカアカアしながら、夜の闇に紛れる前に巣に帰っていく気持ち、分かるわ〜。

あれは自分のにおいを嗅ぎたいんだよ、たぶん(笑)

馴染んだ空気、そして見慣れた空。

ホッとします。

空って、どこも同じようで、実はその地域によって、模様がけっこう違うもの。

ここには、ここ特有の空があるのです!

ほら、ここだけにしかない空!

「これ、これ、これよ!」ってね。

そばの畑では、紫色の花がたくさん咲いていました。

名前が分からないけれど、きれいなら、それでよし。

 

ベニカナメ、爆走!

息子の家のベニカナメを思い切り切りつめて、やった〜と思っていたら、我が家のベニカナメがえらいことになってました。

もっさ、もっさ!

思い立った瞬間を逃さないのが、ひとり暮らしのコツ。

後回しにしてしまうと、“やらなくちゃリスト”に載っちゃって、それがストレスになります。

なんでも、ささっと片付けることが、結果としてストレスを少なくするということを、この10年で学びました。

ひとり暮らしだと、だれもやってくれないからね(笑)

いつまでもそのまんま。

誰かを頼りたいという気持ちも、もう、すでに、遠く消え去って、まったくありません(笑)

ということで、ハサミを握って30分後には、葉っぱも気分もスッキリ。

切り落とした枝の中には、小さな毛虫がすでに存在しておられました。

切ってよかった!

この木には”イラガ”という、刺されると痛い毛虫が生息していることがあるので、要注意なのです。

枝が混んでくると卵を産みつけられやすくなるので、頻繁に剪定しています。

 

しろやまぶきとおしどり桜

ついでに庭に回ってみると、こちらも2週間前とは様相が違っていました。

しろやまぶきがその名のとおり白いな花を咲かせていました。

花もいいけれど、わたしはこの葉っぱが好きなのです。虫もつきにくく、扱いやすい木です。

そして、じいちゃん(実父)が植えてくれたおしどり桜です。

例年より5倍くらいの花の数に驚きました。こんなに花をつけたことは今までなかった。秋の剪定が上手だったからでしょうか。

植えられて30年。初めて花の名前を知りたいと検索してみましたが、こんな名前だったとは!

体育会系のじいちゃんでしたが、好みはわりと可憐だったという真実(笑)

そして、シャンクスの新しい住まいの上に、たくさんの花びらが散っていました。

「ほら、シャンクスちゃん〜」

って、きっと、じいちゃんが散らしてくれのでしょう。

じいちゃんとシャンクスも、ちゃんとお花見をしていたようです。

わたしが留守にしている間でも、この家ではいろんなことが起きていたみたい。


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りっつんブログが本になりました。

経験談や人情話から猫話。そして実用的な老後のお金の話まで。心を込めて綴りました。

「老後のお金」など、ブログではあまり触れていない話題にもかなり踏み込んで書いているので、お手にとって頂ければ幸いです。

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6 件のコメント

  • りっつんさん、はじめまして。
    私は三年ほど前、58歳で夫を亡くし、心のよりどころを探して彷徨っている時に、りっつんさんのご著書に出会いました。
    夢中でその本を読んで、ふっと心が軽くなり、こりゃブログも読まねばと手を伸ばし、先週やっとすべて読破しました。
    りっつん先生(もはや先生)の素敵な生き方、暮らし方に触れ、私のこれからの人生にも、希望が湧いてきた気がしています。
    三人の息子はそれぞれ独立し、長男家族は近くに住み、孫も三人いて関係は良好ですが、息子達には息子達の世界があり、
    それを大切にする距離感が必要なのだと、肝に銘じています。
    自分で自分の機嫌をとりながら前向きに生きる、これぞひとり暮らし未亡人の生きる道!ですね。
    はちみつ、Pan&、おのやなど、参考にさせていただいてます。
    先日、「マツコの知らない世界」で、Pan&が紹介されていました。
    また人気が出ちゃいますね。
    余談でした、これからもよろしくお願い致します。

    • うりぼっちさん

      はじめまして♪

      本を読んでくださって、ありがとう!
      心が軽くなったと言っていただけるなんて、
      書き手としては、これほどうれしいことはありません。

      未亡人にだって、希望はありありです!
      年を重ねても、若い人と同じように未来はあるのです。

      息子たちとの距離感。
      これもわたしたちのテーマですよね。
      夫がいないことで、ほかの家とはバランスが違う気がします。
      でも、距離を意識していけば、
      ほどよい関係は必ず築けると信じています。
      若い人たちのしあわせを願える人でありたいです。

      「マツコの知らない世界」でも紹介されましたか。
      パンド、企業努力してますもんねえ(笑)

      これからもどうぞご贔屓に!ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

  • りっつんさん!こんばんは。自分の巣のにおいわかります!落ち着きますね~
    どこに行っても帰ってきた我が家が一番だと思えます。

    そして思い立ったらすぐ剪定する行動力も尊敬します。
    私はやることリストの山です~

    シャンクスちゃん、桜のキレイな日に土に戻り、キレイな花びらがふりそそぐ。。。
    じいちゃんとシャンクス今もこうして生きていますね。

    • しおさん

      こんにちは♪
      やっぱり、なんてったって、我が家が一番!
      シャンクスもじいちゃんも、ちゃんと一緒に居るような気がしています。
      だって、じいちゃんの桜、ほんとうにびっくりするほど咲いたんですもの。
      じいちゃんからシャンクスへのプレゼントに違いないです。

  • りっつんさん、はじめまして。
    私は夫を亡くしてはいないのですが、ずいぶん前にある意味でなくしていました。
    そうして、8年前に脳出血で半身マヒで高次脳障害となり、今は施設にいます。
    子どもたちはおかげさまで就職をして、一人は結婚、一人は離れて、
    そうして最後の一人も期限付きなものでもうすぐ家を出ます。
    そうして私もひとり暮らしが始まります。

    もともと一人で気ままな生活が好きなので、そういう意味でのひとりの不安は
    ないのですが、それでも今はまさに実家で起きている介護問題を見ていると
    考えさせられることが多々あります。

    まだまだこれからなのですが、りっつんさんのように家族やほかの人たちと
    程よい距離をとっていきたいと思っています。
    実は私にとってはこの「程よい距離感」がとても難しいのですが・・・
    (ついつい誰とも交流のない方を選んでしまいがちです^^;)

    これからも、楽しみに読ませていただきます。
    では、わが家の「ベニカナメ」の剪定にいってきます。

    • ゆきさん

      はじめまして。

      ひとりで暮らしているというのは、単なるスタイルであって、
      ひとりで生きているわけではないのです。
      誰かに助けられているし、わたしたちからの助けを必要としている人たちもいるのです。
      別に一緒に暮らしていなくても、それでいいって思っています。

      自分にとって適度な交流ができれば、それでいいんですよ。
      しあわせを祈っている気持ちは伝わるもんですよ。

      ベニカナメの剪定は、うまくできましたか?
      なかなか、楽しい仕事ですよね。

      これからも、どうぞご贔屓にヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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    ABOUTこの記事をかいた人

    1957年生まれの64歳(2017年に還暦を迎えた)。埼玉の片田舎で自由気ままに1人暮らしを謳歌している。 中年化した2人の息子はそれぞれ家庭を持ち、日本のどこかで生息中。 愛読書は鴨氏の書いた『方丈記』。 好きなミュージシャンは山下達郎氏と反田恭平氏。 3歩歩くとと、すべてを忘れる「とりっつん」に変身するという特技の持ち主。