新学期が始って10日あまり。我が孫娘はうれし気に学校に通っているもよう。
息子は「あんなに楽しそうに学校に行く気持ちが分からん」と言っている。息子は学校があんまり得意じゃなかったらしい。
さて、先日書いた「夏休みの宿題」の話題。関西支店から電話がありました。
ゆっちゃんの宿題
孫のゆっちゃん。小学校に入って初めての夏休み。ちゃんと宿題はできたかなあと、ばあばは秘かに心配していました。
関西支店長の長男から電話があったので、聞いてみた。
ちゃんと宿題は提出したん?

それは大作・・・・ええっ!そんな、そんな。みんな凝った工作とか持ってくるで。

そんなこと、知らんがな
手伝わなかったの?(と、一応聞いてみる)

知らん。こっちは忙しいんやで
わたしは、愛があったから手伝ってやったよ(と、言ってみる)

嫁は、こんなんでいいのかなって言ってけど、いいんじゃんって言った
ゆっちゃん・・・・

最初はハリネズミの研究とか言ってたけど、あきらめたようだ
ハリーちゃん・・・・

夜中に回し車を回す現場に遭遇して、それを書こうしたらしいが、それだけでは研究とは言えまい
研究者は厳しい。安易な発想は誰に似たのだろうか。
キリギリスの子はキリギリス。と、すると・・・キリギリスの親はキリギリス?
まあ、ともかくも、提出できたのなら、それでよかろうと、ばあばは思ふことにする。
悪夢の読書感想文
さて、夏休みと言えば読書感想文。
わたしが学生のころは必ず書かされていました。もちろん毎年、嫌だなあと思いながら書いてました。
しかし書くのも大変だけど、もっと大変な作業があることを思い知らされました。あれは誰かが読まなきゃいけないんです。
大昔、高校で国語を教えていた時、夏休みが終わって職員室の机の上にど~んと積み上げられる読書感想文。
読むのもそんなに楽しいもんじゃないんです。何百人分もあるんだよ。その中から、いい感想文とやらを発掘しなくてはならぬのです。
発掘作業なんですよ。
勝負は最初の3行
この3行がうまくかけていると、読み手は読み続ける気になります。そして全体の内容もそこそこまとまっていることが多い。
それができていない感想文は・・・さささ~っと読み流して、お・し・ま・い。ごめんちゃい。m(_ _)m
まずは読み手の目に留まらせるということが、必須なのです。
最初の3行で「おおっ」っと思わせるものは、いい作文の可能性が高いです。あくまで可能性ですが。
そして文字の濃さ
色のうす~い鉛筆で書かれているものは、流し読み。というか、読めません。( ノД`)シクシク…
読める濃さで書け!と心の中で叫んでました。悪筆でも濃い文字で書いてあるものは好感が持てるものです。薄い文字は、印象が悪い。あくまでも個人的な印象ですが。
最初の3行と文字の濃さに注意するだけで、感想文や作文は平均点をポンと越えていく~♪と思います。
答案はこう書け
答案というものは先生に「見てもらうもの」「読んでもらうもの」
これを忘れている人が結構いる。
「おいらの答案、読みたきゃ読んでみ」というのはダメ。
そこで、わたしが息子たちに伝えていたのは、
答案用紙には受験番号と名前は太く濃く。念を込めて書けということ。
名前を粗末に扱ってはいけない。
たとえ0点だとしても、名前だけは立派な文字で書けと言い続けました。
「我、ここにあり」と言う気持ちで書けと。
息子たちの小学校時代、2人の答案にはいつも名前にはなまるがついていました。
わたしは点数そのものより、そのことを重視していました。テストに向かう時の姿勢。
長男は高校受験の時、その学校に入りたい気持ちが高じて、受験番号を紙が破れるほどの筆圧で書いた。そして不合格予想を裏切って突破。そんなことって、あるんですよ。
たくさんの答案を見ていると、「気」を発している答案があるということに、わたしは気づきました。
書かれた文字に魂は宿るのです。
名前には確実に魂が乗り移るのです。
あまりにも今さらではございますが、読書感想文を読み流して、優秀作品を選んでいたことを、女子高生だったみなさんにお詫び申し上げます。
あの時の女子高生たちも、50歳を越えたはず。わたしもシニア、あの女子高生たちもシニアの仲間入り。同じ部族になってしまいましたね。ふっふっふっ。
もしかすると、このブログを読んで「あいつだ!」と思っている人がいるかも?
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最終日に10分ほどかけて描いた絵を持って行きおった